CMONジャパンは7月25日、『3リングサーカス(3 Ring Circus)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:F.ロピアーノ&R.コンツァドーリ、イラスト:E.ヴァルス、1~4人用、12歳以上、45~75分、6600円(税込)。
イタリアのデザイナー、ロピアーノ(『サポテカ』)とコンツァドーリ(『ライズ』)のコンビ作品で、デヴィル(スペイン)から昨年夏に発売された。19世紀末、アメリカを巡業するサーカス団長となって、芸人を雇い、さまざまな都市で公演を行い、名声を競うタブロービルドゲーム。
手番には、サーカス芸人を雇うか興行を行うかを選ぶ。芸人は3つのリング(ステージ)ごとに、それぞれ華麗な演目で観客を魅了し、さまざまな利益をもたらす。芸人の順番が変わると利益も変わるので、興行のプログラムをどう組み立てるかが腕の見せどころだ。
小さな町での興行は簡単にでき、サーカスの拡大に必要な物資を得るのに役立つ。都市での興行は条件が厳しいが、一流の芸人をスカウトすることができるだろう。大都市では特定の演目を要求されるが、上手く興行を行えれば大きな名声を獲得できる。
大サーカスであるバーナムサーカスも巡業しており、ある地域の大都市に到達すると、その地域での名声点計算が発生。対象となった地域で数多くの興行を行ったサーカス団は、追加で名声を獲得できるというエリアマジョリティもある。ほどよいプレイ時間とルール量で戦略が楽しめる作品だ。