テンデイズゲームズは5月28日、『ロレンツォ・イル・マニーフィコ 拡張セット同梱版(Lorenzo il Magnifico: Big Box)』日本語版を発売した。デザイン・V.ジッリ&F.ブラシーニ&S.ルチアーニ、イラスト・K.フランツほか、2~5人用、12歳以上、60~120分、9350円(税込)。
オリジナルは2016年、クラニオ・クリエーションズ(イタリア)から発売され、翌年に日本語版がテンデイズゲームズから発売されている。その後に発売された拡張セット『ルネッサンスの貴族(2017年)』、『パッツィ家の陰謀(2019年)』を加え、今年発売されたビッグボックスの日本語版となる。
タイトルはイタリア・ルネッサンス期に権力を集めたロレンツォ・デ・メディチ(1449-1492)の異名。プレイヤーは貴族一家の長となり、一族をさまざまな著名人のもとへ送り込んでイタリアの発展に貢献し、勝利点を得ることを目指す。ワーカー駒を用いて建物や領地を表すカードを獲得し、そのカードの効果でさらに力を伸ばしていく拡大再生産ゲームだ。
ワーカー駒の能力(数値)はサイコロの目によって決められており、ワーカー駒の能力によって獲得できるカードが制限されたり、カードを発動させた際に得られる効果が変わる。サイコロによって変わる能力に対し、的確で臨機応変なアクションの選択や戦略が求められる。
『ルネッサンスの貴族』で5人プレイ対応になり、自分の一族の力を利用できる「塔」が追加される。『パッツィ家の陰謀』では新たなカード24枚が入るほか、プロモカードの指導者が加わり、ゲーム展開がより幅広いものになる。