ホビージャパンは9月上旬、『エマラの王冠(Crown of Emara)』日本語版、9月上旬を発売する。ゲームデザイン・B.シュヴェア、イラスト・D.ローハウゼン、1~4人用、12歳以上、45~75分、6000円(税抜)。
オリジナルは昨秋、ペガサスシュピーレ(ドイツ)から発売された作品。プフェファークーヘルの人気投票で5位。作者シュヴェアは『リビングストン』『ハダラ』などの作品がある。中世架空の王国を舞台に、貴族たちが王の後継者となるべく民政の成果を競うゲーム。
ゲームでは移住者を集めつつ、住居も用意しなければならない。「臣民点」と「建物点」があり、ゲーム終了時、この2つの得点のうちの低いほうが最終得点となる。
手番には手札からプレイヤーボードの3つのスロットのいずれかにカードを出して、カードアクションを行い、スロットに応じてコマを進め、移動先のアクションを行う。コマは郊外と町におり、アクションスペースはロンデルになっている。郊外で資源を集め、町で臣民点や建物点にしていく。
資源を支払って助言者を雇えば、得点や資源の交換などの特殊能力がついてくる。またラウンドごとに出てくるイベントによって戦略も変わる。3周して3つのスロット全部にカードを入れたらラウンド終了で、6ラウンドでゲーム終了となる。
効率よく得点化するため、アクションカードを出す順番に戦略性があり、またゲームボードはゲームごとに組み合わせを変えてリプレイ性も高めてある。安定した面白さをもつミドル級のドイツゲームだ。
内容物:郊外”場所ボード4枚、”町”場所ボード4枚、得点トラック1枚、プレイヤーボード4枚、貴族ボード1枚、本16枚、印章指輪12枚、金貨12枚、恩恵トークン12枚、パン12枚、寄付マーカー4枚、贈り物マーカー4枚、臣民点用マーカー2枚、彫像1つ、アクションカード36枚、貴族カード20枚、イベントカード14枚、助言者カード22枚、手番の概要カード4枚、木材駒11個、布駒11個、穀物駒11個、石材駒11個、職人駒16個、顧問官駒8個、臣民駒4個、建物駒4個、ルールブック1冊