Engamesは5月18日、日本発の世代交代戦争ゲーム『ヴォーパルス』のリメイク作品『ペーパーテイルズ(Paper Tales)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・上杉真人、イラスト・C.アルクフェ、2~5人用、12歳以上、30分、4200円(税別)。5月5~6日のゲームマーケット2018春にて先行販売された。
オリジナルは2011年、大爆笑カレー氏の個人ブランド「I was Game」から発売された同人作品。キャッチアップゲームズ社(フランス)が2017年に英仏語版を発売し、今年はペガサスシュピーレがドイツ語版を発売することになっている。
同時プレイでカードをドラフトし、必要ならばコストを支払って自分の王国に人物や軍隊や建物を置く。これらによって戦闘の勝敗や収入や得点が決まるが、カードは4枚しかもてない。ここがこのゲームの大きな特徴で、カードにはそれぞれ異なる寿命があり、寿命が来たら除去されてしまう。王国が移り変わっていく中で、生きているカードの組み合わせを考えてドラフトしていく戦略性が試される。
『ヴォーパルス』のイラストは長谷川登鯉氏が手がけたが、『ペーパーテイルズ』はフランス人のイラストレーターが担当し、中世の素朴な雰囲気が醸し出されている。
Engamesは富山のボードゲームカフェで、日本語版を手がけるのは初。ボードゲームカフェは昨年から急増しているが、数が増えたばかりでなく、その業態もショップから日本語版制作へと多様化している。
・Engames Online Shop:ペーパーテイルズ 日本語版