ジーピーは今月発売予定の輸入ボードゲームリストを発表した。いずれも外国語版で日本語ルールが添付される。今回はフッフ社(ドイツ)とカタンの拡張セット。
★フライングキウイ(Flying Kiwis)
ゲームデザイン・F.ベーベンロート&M.トイブナー、2~4人用、6歳以上、10分、3600円。
飛べない鳥キウイを、発射台を使って飛ばすアクションゲーム。各自10枚のディスクを、カタパルトを使って4✕4に仕切られたボックスに入れる。自分の色のディスクが2✕2か縦横一列に揃ったら勝利。急いで飛ばし切るか、慎重に狙うかはあなた次第だ。2015年発売。
★ヤギのベッポ(Beppo der Bock)
ゲームデザイン・A.ドレッシャー&P.シャッカート&K.ツォッホ、2~4人用、6歳以上、15分、4200円。
2007年ドイツ年間キッズゲーム大賞受賞作。ボードの中央でお昼寝しているベッポくんを起こさないようにゴールを目指す。ベッポくんはパチンコ玉でいたずらされると目を覚まし、ものすごい勢いで吹っ飛んでくる。ベッポくんにぶつかったコマは振り出しへ。強力磁石と鉄球を使ったギミックの作品だ。
★崖の下のドラゴンナイト(Die kleinen Drachenritter)
ゲームデザイン・M.トイブナー、2~4人用、6歳以上、10分、4200円。
2012年ドイツ年間キッズゲーム大賞ノミネート作品。カラーダイスで指示されたアイテムを立体の壁に積み上げて、騎士のニルスくんをドラゴンの巣まで送り届け、お宝を取り戻すバランスゲーム。落石の出目が出ると、反対側から見ないでコマを落とし、せっかく崩されたアイテムが崩されてしまうこともある。
★ガムガムマシーン(Gum Gum Machine)
ゲームデザイン・S.ドラ&R.ツァ・リンデ、2~4人用、8歳以上、30分、5500円。
謎の物質「ガムガム」製造機でカラフルな「ガムガム」を作るゲーム。どのスイッチを入れたかによって、ボード上の製造ラインが異なり、できあがる「ガムガム」の色も変わる。少しずつ変わっていく製造ラインで、どのスイッチでどの「ガムガム」ができるか、記憶しておかなければならない。2015年発売。
★ノックス(Nox)
ゲームデザイン・S.ブリュックナー、2~6人用、8歳以上、20分、1500円。
手札からカードを自分か他人の前にプレイして、得点を競うカードゲーム。手番には新たな山札を作るか、すでにある山札の上に重ねておく。同じ数字の山札ができたら合体しなければならない。こうして誰かの前に6つの山札ができるか、全員の手札がなくなったらラウンド終了で、自分の前にある各山札の一番上の数が特典になる、ただし3色揃っていなければ0点。これを繰り返して目標点に達した人が勝つ。2012年発売。
★アンク(Ankh)
ゲームデザイン・D.グリガー、2~5人用、8歳以上、30分、1500円。
アンクとは、よみがえり。ミイラになったプレイヤーは、新たな人生に転生することを目指し、女王ファラオへの贈り物を集めよう。手札からミイラカードを自分の前にプレイして、得点の高いパターンを作るカードゲーム。得点パターンはパピルスカードに指示されており、何枚カードを出した時点で得点計算をするか、その際にどの色のミイラが何点になるかが指示されている。このパピルスカードも手札に入っており、上書きされると得点パターンも変わる。規定点に達した人が勝つ。2016年発売。
★ブードゥーマニア(Voodoo Mania)
ゲームデザイン・M.N.アンデルセン、2~6人用、7歳以上、20分、1500円。
ブードゥーの呪いで消えてしまった要素と色は何だろうか。自分のカードからそれを素早く探します。最初にカードを使い切った人がブードゥーマニアだ。スピードが勝負の同時プレイパターン認識ゲーム。カードには5つのアイテムが5色でさまざまなパターンに描かれており、いずれかひとつが欠けている。中央の場札のカードを見て、そのカードにないアイテム・色が描かれたカードか、同じパターンのアイテム・色が欠けているカードを手札から探して出す。2013年発売。
★プンギ(Pungi)
ゲームデザイン・K.クレオウスキ、3~5人用、8歳以上、20分、1500円。
プンギとはヘビ使いの笛のこと。笛を使って最も価値が高いヘビを誘惑する。場にヘビカードが並べられ、それを見て順番に、手札からヘビのエサカードを裏向きにプレイする。ヘビのエサカードは裏面に種類だけ描かれており、単独で最多の種類があれば、そのカードを出した人たちが出したカードを表にして数字の大きい順にヘビカードを取る。単独がなければ全体で数字の大きい順。ヘビカードには得点になるものと失点になるものがあり、ヘビ使いカードによって失点になるカードを得点にできるが、失点になるカードがないと特典になるカードが失点になってしまう。それを踏まえて、どのカードを狙うかが考えよう。2017年発売。
★カタン フレネミーズ(Catan Scenarios: Frenemies)
ゲームデザイン・K.トイバー&B.トイバー、3~4人用、12歳以上、60分、1000円。プレイするためには『カタン』基本セットが必要。
油田に続く『カタン』拡張シナリオ第2弾。フレネミーズとは、「味方のふりをした敵(friend+enemy)」という意味の造語で、遅れているプレイヤーに資源を譲り、 仲間を妨害している盗賊を追い払う。他のプレイヤーが喜ぶ行動をするとさまざまな恩恵が得られるのだ。2012年発売。