(Brettspielbox, SPIEL 2017: Tipps zum Messebesuch より訳出)
エッセン・シュピールまであとわずか。皆さんの中には初めて参加するという方もいるだろう。私にとっては初参加からもう数年になる。でもホールとカラフルなブースを歩くとき、印象的で熱狂的な感情は今も湧き起こる。メッセが毎年大きくなるにつれ、準備が大切になってきている。そこでは何が重要なのか。そこで昨年の準備リストを改定した。お楽しみあれ!
いつ行くか
木曜日:たくさんのフリークゲーマーがおり、試遊卓は長時間専有されているように感じられる。しかしレアな人気ゲームがほしければ、売り切れが怖いので、木曜日の参加はやむを得ない。
金曜日:最も空いている日。たいてい試遊卓を確保できる。
土曜日:最も混雑する日。休みをあまり取れなかったたくさんの人たちがホールを埋め尽くす。できるだけ避けよう。試遊卓で遊ぶのは難しい。
日曜日:来場者は多いが、平均滞在時間はほかの日よりも短い(家族連れは3~4時間で帰る人が多い)。また、29日からエッセンのライトアップが始まるので、いつもより空くようになるかもしれない。ブースによって(特に外国からの参加)、夕方になるとバーゲンを行うところもある。
準備
チケットの入手
朝の行列を避けるため、チケットは予めネットで入手しておこう。当日の狙い目としては駐車場「P10」前のチケット売り場が空いている。
情報
1日中ホールを渡り歩くのはかなり疲れるし、何がほしいのか分からなくなってくる。そこで予め何が面白そうか情報を集める。Brettspielbox、Spielbox、Cliquenabend、Boardgamegeekなどに新作情報がある。Twitterのハッシュタグ「#SPIEL17」を追跡するともっと情報が得られるだろう。
お金
予算を設定し、必要に応じてバーゲンや会場限定のための別予算を用意しておく。ATMにはいつも長い列ができるので、事前に十分なお金を用意しておく必要がある。ブースでは現金、特に小額紙幣が重宝され、クレジットカードの支払いはほとんどできない。残念なことに会場内にスリがいるので現金の管理には気をつけよう。
食事
会場内の食べ物は必ずしも安くはない(しかもあまり美味しくない。去年、ケバブ屋台でたいへんな思いをした)ので、弁当などを持ち込む人もいる。シンプルで、できれば油で手が汚れず、手で食べられるものがあれば、夕方に友達と一緒に食べて、すぐボードゲームを遊べるだろう。飲み物は絶対持っていく。会場内で美味しいのは3番ホール入口にあるタルトフランベ(ピザのようなドイツ料理)屋台か、3番ホールと1番ホールの間にある2つのバーベキュー屋台である。
重要:試遊卓で食べたければ、ボードゲームに食べ物がつかないように注意しよう。チップを口にくわえたり、食べ物のついた指でカードを引いたりする人をよく見かける。それだったら食事休憩を取るのもよいだろう。
服と荷物
薄めで風通しのよい服を着ていこう。会場は人いきれで暖かい。しかしもっと重要なのは快適な靴だ。デオドラント対策をしたほうがよい人もいる。ときどき朝にシャワーを浴びてないのだろうかと思う。リュックサックと、大きめのバッグ2つがあると、ボードゲームを家に持ち帰るのにも役立つ(ブースでバッグをもらえるとは限らない)。
当日
よく眠っておくこと。遅刻しないこと。通常、駐車場は午前8時30分(午前9時)にオープンしている(駐車場は無料)。車があると、荷物置き場にもできる(手首にリボンをつけてもらえば再入場できる)。電車の場合、エッセン中央駅前から地下鉄駅に乗り換える。会場は3番ホール、1番ホール、ガレリアと3つ入口があるので注意。
会場にて
試遊卓でのフェアプレイ
不正行為をしないということではなく、試遊卓を荷物置き場にしたり昼食用に使ったりしないということ。誰もが遊びたいわけなので、テーブルの占有はアンフェアである(「このテーブルは空いていません」というTシャツは単にかっこ悪いだけである)。一人で来ている人も誘って一緒に遊ぼう。新しい知り合いができるし、3人や4人に遊ぶのは、2人だけよりも楽しい。
口コミ
フェアプレイのブースで発表されるランキング(3番ホール)に加えて、ボードゲームギークのランキング(GeekBuzz、8番ホール)があり、人気のあるゲームについて知ることができる。これらは金曜日から発表される。
バーゲン
ボードゲームは市場価格より手頃な会場価格で入手できる(すぐに手に入れたければ)。ブースによっては価格交渉もできる(ただし1つではなく、3~4個買う場合になるだろう)。友達と共同購入するとよい。日曜日になると、持ち帰りたくないためにバーゲンを行うブースもある。
全ホールを使う
ボードゲームをプレイしたければ、3番ホールと1番ホールだけにいないほうがよい。ほかのホールにも、さまざまな素晴らしいボードゲームやサプライズがある。特に奥の方のホールは試遊卓が空いており、おそらく1つや2つ宝石を見つけられるだろう。
子ども
キッズ向けのボードゲームメーカーのほか、ガレリアには小さなお子様も遊べる大きなボードゲームや遊具があり、子ども連れの来場者に役立つ。
晩
外に出れば夕食を取れるところはたくさんある。歩いていけるところでリュッテンシャイダー通りなどには、閉場後に食事をできるいろいろなお店がある。また、ホテルでは、ゲーム部屋やロビーで夜中まで集中的にボードゲームが遊ばれている。ペガサスシュピーレは木曜日と金曜日の19:00から25:00まで、会場内で「ゲームナイト」を開催している。参加費は59ユーロ、食事付きで99ユーロ。メールで申込みが必要(gamenight@pegasus.de)。