シュピール’16には50カ国から1021団体が出展した。開催国であるドイツが過半数を占め、そのほかもヨーロッパ諸国が多い中、1団体だけ出展している国もある。今回はそのような出展者にインタビューを行ってきたので紹介しよう。
はじめはインドから。商業都市ムンバイで今年設立されたフェラーリ社が出展した『フェラーリ・ザ・ゲーム(Ferali The Game)』は、インドでよく遊ばれ、日本でもおなじみの『キャロム』のようなゲームだ。
「出展は何回目ですか?」「初めてです」
「キャロムのようなゲームですね」「キャロムと非常に似ていますが、だいぶ違います。8面で、穴も8つあり、コインもご覧の通り全く違います。ルールが9つあり、子供から大人まで遊べるようになっています」
「このゲームを売っているショップはありますか」「まだなくて、このフェアでディストリビューターを探しています。」「インドでもないんですか」「作ったばかりですので」
このように、国内でも未発売のボードゲームを出展して、取り扱ってくれるお店を探している出版社もある。インドは人口10億人で、玩具市場はこれからどんどん発展していく余地があるので、エッセンでの出展を実績にして、インド国内でも展開していけるのではないだろうか。
Ferali
400050 Steesha 8th Floor
Mount Mary Road Bandra West Mumbai INDIA
http://www.feraligame.com/