シュピール’16:ツォッホ出版

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ドリームス(Dreams)
O.グリゴワール作、3~6人用、10歳以上、30分。
8人のイラストレーターが手がけたサイズの大きい72枚のカードを使います。毎ラウンド、4枚がめくられ、プレイヤーは神様としてそのうち1枚「神のビジョン」を夜空に星座として描きます。どの絵が選ばれたかは、1人以外全員が知っています。どの絵が選ばれたか知らないプレイヤーは、それが自分であることが当てられないようにします。
プレイヤーは星空の上に星をちりばめ、星座を描き出します。星を置き終わった後、誰が神様たちは、絵を知らないプレイヤーが誰か、そのプレイヤーはどの絵が選ばれたかを当てます。

ゲームシュ・アルプス(Gämsh Alpin)
D.フェール作、4・6人用、8歳以上、15分。
2チームと戦うコミュニケーションゲーム。ゲームが始まる前、チーム内でウィンクやジェスチャーや言葉などのサインを決めておきます。全員同時に手札と場札を交換します。誰かが同じ種類のカードを4枚集めたら、予め決めておいたサインでチームのメンバーに知らせます。メンバーが特定できれば得点になります。しかし相手チームのほうがそのサインに気づいてそのことをサインでメンバーに知られたら相手の得点になってしまいます。スペシャルカードによってこれに変化が加わります。

キルト・キャッスル(Kilt Castle)
G.ブルクハルト作、3~6人用、10歳以上、30分。
スコットランドの部族となって、キルトの城を作ります。5×5マスのゲームボードの各列横にカードが4,3,2,1枚置かれており、手番にはいずれかの山のカードを1枚とって、時計回りに別の列に移します。そしてその色のカードのプレイヤーがその列に塔を建設します。空き地に塔を建てるのは無料ですが、ほかのプレイヤーの塔の上に重ねておくには階数分のお金を支払わなければなりません。いずれかのカードの列がなくなるとラウンド終了で、高い塔、連続している塔から収入が入ります。

メア・クルパ(Mea Culpa)
R.コプフ、K.ツォッホ作、2~4人用、14歳以上、90分。
来年、M.ルターの宗教改革500周年を迎えるため、各社はルター関連のボードゲームを制作しています。『ルター』(コスモス)、『ソラ・フィデ』シュピールヴォルクス)と並んでツォッホ社が発表するのがこの作品です。タイトルは「私の過ち」を意味するラテン語。1517年、罪人たちが免罪符を使って魂の救済を試みます。
3つの大聖堂が完成を待っています。しかしそのうち2つだけがゲーム終了までに完成します。プレイヤーはこの建設を進めます。誠実な寄付をすることで、免罪符で罪が帳消しになります。しかしそのためには、道徳を守っているだけでは手に入らないお金と品物が必要です。その罪を許されるにはさらに多くの免罪符が必要です。罪に敢然と立ち向かったプレイヤーが、誰よりも天国に近づき、ゲームに勝利します。
ゲームの中でプレイヤーは法王と皇帝の特殊カードを使います。また品物を交換して寄付箱を満たし、秘密の場所と内々に連絡を取ります。特に売春宿では高い地位の人たちが免罪符をただで分けてくれるでしょう。
ゲームのハイライトは六角形の木のコマで、これを回すと罪深い特典が得られる代わりに、哀れな魂が永遠の地獄に堕ちるリスクを支払うのです。

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