ニューゲームズオーダーは1日、裁判カードバトルゲーム『ウィッチ・トライアル 魔女裁判』日本語版を発売した。J.アーネスト作、3-7人用、10歳以上、45分、1800円(税込)。
オリジナルは2001年にチーパスゲームズ(アメリカ)から発売された作品。英語版以外の発売はこれが初となる。ニューゲームズオーダーがチーパスゲームズの日本語版を発売するのは『ビッグチーズ』『レンフィールド』に続いて3タイトル目。オリジナルは白黒の印刷だったが、日本語版はセピア色を基調としつつ、カラー印刷となっている。
プレイヤーは検事となり、さまざまな奇行を行う隣人たちに「魔女」の嫌疑をかけたり、逆に容疑者の疑いを晴らす弁護人となったりして、法廷で争う。検事も弁護士も、その狙いは裁判を通じて得られるお金。裏でお金の話がまとまれば、検事と弁護士の間(つまりプレイヤー間)の談合で有罪か無罪かが決まることもある。お金が儲かるなら有罪でも無罪でもよいのだ。最後は、お金を最も稼いだプレイヤーが勝者となる。
容疑者/証人、証拠、告発、反論、動議のカードがあり、手番には容疑者を告発するか、裁判を行う。裁判は2人のプレイヤー間で争われ、有罪か無罪かはダイスで決まるが、証拠カードや証人カードを出して確率を変えることができる。動議カードでハプニングが起こったり、反論カードで打ち消されたりすることも。裁判では弁護料や裁判料をもらうことができ、これでお金を稼ぐ。司法取引をして裁判料を分け合うこともできるため、交渉も発生する。
容疑者カードや告発カードなどに書かれたユーモア溢れるテキストも、日本語版になって楽しめるようになった。チーパスゲームズならではのブラックユーモアを味わおう。
・ニューゲームズオーダー:ウィッチ・トライアル