ホビージャパンは9月中旬、港湾マネジメントゲームの名作に拡張セットを加えた『ル・アーブル+拡張セット(Le Havre + Le Grand Hameau)』日本語版を発売する。U.ローゼンベルク作、1-5人用、12歳以上、100-200分、7,000円(税別)。
『アグリコラ』のデザイナー、U.ローゼンベルクが『アグリコラ』の翌年(2008年)に発表した作品。日本語版は2010年に発売されたが、長く品切れになっていた。今回の再版では、待望の拡張セット『ル・グランアモー』も同梱される。
ル・アーブルはフランスで2番目に大きい港町。このゲームでは、港に届くさまざまな商品を、街やプレイヤー所有の施設で加工・交易し、お金、船、建物などの財産を最も多く所有することを目指す。ただし食料の確保がキーとなり、毎ラウンド終了時に収穫で農産物を入手して、従業員を扶養しなければならない。
『アグリコラ』から継承されたワーカープレイスメントと食料供給はもちろんのこと、たくさんの建物が登場し、その出てくるタイミングや組み合わせでゲームの展開が毎回異なるのも、このゲームの魅力となっている。さらに毎回少しずつ出てくる「特別の建物」の使い方も勝敗を分ける。
同梱の拡張セット『ル・グランアモー』は、『ル・アーブル』のファンが作者たちと共に考案した「特別の建物」30枚のセット。オリジナルは2010年の発売で、英語版がテンデイズゲームズで取り扱われたことがあるが、日本語版になるのは初めて。「中央駅」を使えば建物に2件連続で入ることができ、「証券取引所」を買えば他のプレイヤーの利益に便乗できるなど、フランスの港町に新風を送り込む。
・ホビージャパン:ル・アーブル完全日本語版
・TGiWレビュー:ル・アーブル