2014年公開のアメリカのミステリー映画『ゴーン・ガール(Gone Girl)』で、ボードゲームが登場する。
結婚5周年の記念日。誰もがうらやむような幸せな結婚生活をおくっていたニックとエイミーの夫婦の日常が破綻する。エイミーが突然姿を消したのだ。部屋は荒らされ、キッチンに残されたエイミーの大量の血痕から警察は他殺と失踪の両方の可能性を探る。憔悴した表情で行方のわからなくなった妻を心配する夫ニック、だが彼にも捜査の手が及び窮地に立たされる。妻エイミーに何が起きたのか――。
冒頭、ニックが妹のいるバーに『マスターマインド』を持ち込む。お気に入りではないとのことで、バーに置いてあるボードゲーム棚に加えられることになった。その後2人は、飲みながら『人生ゲーム』をプレイしている。そこに妻失踪の知らせが入るのだ。
後半は、薪小屋に『ドミニオン』と『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』が置いてあるシーンが出てくる。これはニックの浪費癖を演出するためにエイミーがカードで贅沢品を買い集めたもので、ドローンやブラヴィア、ゴルフのクラブも見えるが、一番真ん中にこの2つが置いてあるので目立つ。
どちらもリオグランデゲームズの製品であることから、Boardgamegeekのフォーラムでは、宣伝のために提供したとの見方が強い。このフォーラムでは、友人と映画を見ていてこのシーンに独りだけ興奮し不思議がられたというゲーマーあるあるを披露するファンもいた。