「チーズの質は何で決まる?」「ニオイでしょう」
めくったイラストに合わせて即興で話をするフランスの缶入りカードゲーム。『キャット&チョコレート』に近いが、いろいろなゲームモードでバラエティに富んでいる。
3チームに分かれ、2チームが対戦、1チームが審判となる。4つのゲームモードから毎回1つを選んで、チームの代表同士が対戦し、判定を受ける。多人数で遊べば、自分が対戦する機会は1〜2回くらいしかないが、話しているよりも聞いているほうが楽しい。
ゲームモードは次の4つ。
- ストーリー…カードをめくりながら、前後がつながるように話を作る。話し終えるまで次のカードを見れないので、カードをめくったときのこじつけ力が問われる。
- もっといい話…相手と同じカードで、順番を変えて話を作る。後攻はよりインパクトの強い話が求められ、プレッシャーがかかる。
- 質問と回答…一方が絵から連想された質問をし、もう一方も絵で答える。ウィットのきいた答えがポイント。
- ディベート…めくったカードに関連して、手札からカードを出しながら賛成か反対かを議論する。主張や理由の組み立てが難しい。
「幼稚園の劇はどうしてつまらないんだろうね?」に「濡れ場がないからでしょう」と答えた鴉さんがMVP。イラストはどれも分かりやすいために、話題からかけ離れたものが出てきただけで聴衆は大ウケ。それをうまくこじつけられたときには喝采が起こった。
Speech
X.デゥティユー、N.ティオー/カクテルゲームズ(2010)
3〜12人用/8歳以上/15分
テンデイズゲームズ:スピーチ