今年で33年目を迎えるドイツ年間ゲーム大賞審査委員会は13日、先日報じた第3の賞の詳細を明らかにした。年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)、年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)に次いで今年から始まるのは、年間エキスパートゲーム大賞(Kennerspiel des Jahres)。この賞で重量級ゲームの需要が高まっている市場に対応する。
年間ゲーム大賞は、ゲーム業界から中立を保つ審査員が、購入の指針として発表しており、世界で最も信頼と権威のあるボードゲーム賞。特に2000年代からは、ルールが分かりやすく初めて遊ぶ人に勧められるボードゲームを選んでいる。
一方、近年は難易度が高いボードゲームが増えてきており、多様化に合わせて新しい賞を創設することになった。「年間エキスパートゲーム大賞は、すでに長い間ボードゲームを遊ぶ人が、新しいボードゲームを知って経験を高められる指針を提示するものです。とはいえ本当の意味での指針となるものではなく、年間ゲーム大賞にもう満足できない人をターゲットにしています。」と広報のB.レーライン氏(写真)は述べる。
受賞マークのかたちはポーンで、色はダークグレー。選考方法は、ほかの2賞と同じで、5タイトルのノミネート作品が5月23日に、その中から大賞が6月27日に発表される。
・Spiel des Jahres e.V.:Kennerspiel des Jahres 2011