Posted in レビュー

洛陽の門にて(Vor den Toren von Loyang)

『アグリコラ』(2007)、『ルアーブル』(2008)と続けざまにヒット作を生み出し、一躍時代の寵児となったローゼンベルクが、また今秋、新しいボードゲーム『洛陽の門にて』を発表する。前作の影響もあってたいへんな注目を浴びており、早速ホビージャパンが日本語版を発売する予定になっている。 ローゼンベルク…

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呪いのミイラ(Fluch der Mumie)

背後をすり抜けるスリル 『スコットランドヤード』はみんなで1人を追いかけるゲームだった。犯人を追い詰めるため、みんなで推理して相談するが楽しい。これを逆にして、1人でみんなを追いかけるゲームがこの『呪いのミイラ』。原題の「ミイラの呪い」も、邦題では逆になっている。作者はカサソラ。この人のゲームは興奮…

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魔法のラビリンス(Das magische Labyrinth)

同じところに何度ぶつかれば 魔法の壁にぶつからないようにルートを覚えて、宝を集める記憶ゲーム。今年のドイツ年間キッズゲーム大賞受賞作。磁石はキッズゲームの定番で、過去の年間キッズゲーム大賞では9タイトル中5タイトルに用いられている。 はじめに誰かが適当に壁をはめ込んで迷路を作り、その上にボードをかぶ…

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『コズミックエンカウンター』日本語版

アークライトは9月4日、SFボードゲーム『コズミックエンカウンター』の日本語版を発売した。3〜5人用、13歳以上、60〜120分、5300円。 『コズミックエンカウンター』はアメリカで1977年に発売されたボードゲームの古典的名作。各プレイヤーはエイリアンの種族となって、5つの世界の支配を争う。エイ…

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『カルカソンヌ』日本語箱に

東京・水道橋のボードゲームショップ・メビウスゲームズは9月3日、『カルカソンヌ』を日本語箱で発売した。価格は据え置きで3200円。 『カルカソンヌ』は、フランス南部の城塞都市をタイルを並べて作り、都市の広さや道の長さなどで得点するタイル配置ゲーム。2001年のドイツ年間ゲーム大賞・ドイツゲーム賞をダ…

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ゲーマーの属性

ボードゲーム通信で「ゲーマーの属性」というのがあって興味深く読んだ。 ゲーマーの目立った傾向として、都市部に居住、高学歴、高収入でない、未婚、パソコンの使用歴長い、オタク系の趣味、テレビゲーム経験、理系、第2次ベビーブーム世代、読書好きなどが挙げられている。私にも、またほかのゲーム仲間にも、結構当て…

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ゲーム棚を整理する理由

来週末に久しぶりに親戚が集まるので、その前にせっせとボードゲームを整理。ヤフオクやミクシィを通して、40タイトルほど減らした。 我が家では、棚に入るだけしかゲームを所持できないという決まりがある。ボードゲームはかさばるので、棚からはみ出すのはとても早い。それがボードゲームを定期的に整理する一番の理由…

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いいじゃない(Saugut)

カーカーブーブーうるさい 鳴き声でパートナーを見つけるパーティーゲーム。 まず手札から1枚、動物が書かれたカードを伏せて出す。そして全員同時に、その動物の鳴き声を出す。ブーブーブー、ヒヒーン、ワンワン、シュルシュル・・・同じ動物を出しているパートナーだと思ったら握手。同じ動物だったら捨てられる。手札…

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淡路屋おもちゃ箱

神戸市内のクレープと駄菓子の店で、毎月ボードゲームを楽しむ会が開かれている。駄菓子とボードゲームの面白い取り合わせだ。 「淡路屋おもちゃ箱」というこのゲーム会を開いているのは、高橋勝巳氏。カタン世界大会で日本人過去最高の3位に入ったという経歴のほか、ゆうもあゲーム会にも参加するなど、普及に努めている…

Posted in か行

君はロボットだ!(You Robot)

言われたとおりにやる 種類の少ない命令で規定のポーズを取らせるアクションゲーム。『キャシュ&ガンズ』や『ゴーストストーリー』で知られたフランスノメーカー、レポスプロダクションの小さなカードゲームである。 2人1組(奇数の場合、1人が審判)になり、1人が博士、もう1人がロボットの役になる。博士がみんな…