秋葉原水曜日の会 08/12/03

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秋葉原水曜日の会 08/12/03

そろそろ挨拶も「よいお年を」になりつつある師走、空いた時間に秋葉原。あるいは時間を空けて秋葉原なのか。体調がいまひとつ思わしくなく、途中咳き込んだりしたので、一緒に遊んだ方には申し訳なかった。夕食はみんなと隔離させてもらってひとりで食べ、翌日は寝ていた。先日のレポートで、遊べるうちに遊ぶべきことを書いたが、遊べるかどうかの判断が、遊びたい一心で甘くなってしまうのは問題だと思った。ゲームサークルで救急車を呼んだという話もあるくらいだから、甘くなるのは私だけではないようだ。これからの寒い季節、皆さんご自愛ください。

シラパレード

シラ(Sylla / D.エルハルト / イスタリゲームズ, 2008)

シラ退廃するローマでボクたちにできること

フランスのイスタリ社は本当にゲーム好きの集団である。デザイナーのアイデア段階では他メーカーと変わらないが、それを社内で毎晩のように遊んで徹底的に練り直す。細かい処理や点数計算もその結果だと思えば決して煩わしくない。
今回の作品はローマが舞台。紀元前79年、古代ローマの独裁官ルキウス・コルネリウス・スッラ・フェリクス、別名シラ(138-78BC.)が退位するに及んで後継者争いが起こった。市民の精神と健康と娯楽を守り、食料を確保し、大事業で手柄を立てて名声を競う。
元老議員や商人や兵士などを雇用し、彼らを使って建物を建て、災害を防ぎ、お金を出して大事業に貢献する。スタートプレイヤーの競り、建物の競り、大事業への入札があり、相手を見ながら自分のリソースを効率よく使うリソース管理ゲームとなっている。
①まずはじめに第1執政官(スタートプレイヤー)の競りから始まる。第1執政官はチップを1枚もらえ、雇用や建物を最初に選んだり、災害でタイブレイクの決定権もある有利な立場。ただそれにどこまでお金を積むかは考えどころだ。
②第1執政官が決まったら、人物カードを1枚ずつ取る。元老議員、商人、奴隷、兵士、巫女の5種類があり、それぞれキリスト教徒とそうでない者がいる。どれも建物の競りに使えるが、収入を上げたり、災害を防ぐのに使ったりする能力があるので、戦略にあわせてバランスよく取りたい。キリスト教徒は迫害にあう可能性があるが、最後にボーナス点がある。
③次は建物の競り。第1執政官が建物を1つ指定して、1周だけ行う。支払いは人物カードをタップ。次のラウンドになったら再び使えるが、このラウンドでは能力を発揮できない。支払いに使うか、能力として使うかの選択を迫られるわけだ。競り落とした人がまた1つ指定して1周。これを5つの建物が取られるまで繰り返す。
建物にはその場で得点やお金になるものから、チップを買えるもの、建物を安くするものなどがあるが、特に重要なのは畑だろう。これがないと、ラウンド最後の食糧供給で失点になる恐れがある。
④この時点での人物・建物で収入を得たら、今度は⑤災害のチェックだ。候補は4つ。兵士と巫女を使って、順番に阻止したい災害にキューブを置いていく。この結果、キューブが少なかった災害が発生し、チップの価値が下がったり、飢饉度がアップしたりする。自分の得点が大幅に減るのを阻止するだけでなく、キューブをたくさん置いた人にはボーナスがあるので、ここも手抜きできない。
⑥そして大事業の入札。お金を握って、大事業に参加したければ親指を上に、したくなければ下に。大事業によって、お金の多い順に得点が振り分けられたり、チップの価値や飢饉度が改善したりする。親指を下向きにした場合は庶民に施したことになり、得点は高くないが確実に取れる。
⑦そして最後に飢饉チェック。畑でまかないきれなかった分だけ失点となる。また、3種類のチップのいずれかが危険ゾーンに入っていたら、一番多い人が得点、少ない人が失点になる。
以上、説明が長くなってしまったが①~⑦で1ラウンド終了。要素がいっぱい詰め込まれていて、ローマをジェットコースターで駆け巡っているかのようである。5ラウンド終わったときに、手持ちのチップをそのときの価値で換算し、キリスト教徒ボーナスと奴隷解放ボーナスを足して最終的な勝敗を決める。
雇用する人物と建てる建物によって戦略が変わり、建物をたくさん建てる作戦、災害の防止で手柄を立てる作戦、大事業に貢献する作戦といろいろな勝ち筋がある。ただしどれかに特化すれば、ほかが手薄になるのは必定。特に畑を持っていないと毎ラウンド終わりにある食糧供給で失点になるので注意が必要だ(最近のゲームの流行?)。
収入の入る厩を3つも建てて大事業にどんどん出資する私、災害の防止にひた走る娯楽堂さん、畑に全力をつぎ込むケロッグさんとそれぞれに特化する中、彼葉さんがクレーンで購入コストを抑えバランスよく戦って1位。

パレード(Parade / bone5 / グランペール, 2007)

意外とセーフ

ゲーム内容はこちら。先の先まで読めるゲームではないが、絶体絶命だと思っていたのに案外大丈夫だったり、その逆だったりと意外な展開が楽しいゲームである。自棄になって集めに走る人がいると列が短くなるが、今回はみんなわりとガマンして持ちこたえた分、苦しい戦いが続いた。ここぞというところで9や10を持っていたケロッグさんと私が同率1位。

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