つくば自宅ゲーム会 08/06/16

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つくば自宅ゲーム会 08/06/16

ふうかさんとkarokuさんをお招きして今月2回目の平日自宅ゲーム会。お昼は宅配の弁当、夜はテイクアウトのカレーでみっちり遊ぶ。新作から旧作まで、棚に眠っている未プレイ品の数々を遊ぶことができた。

サバの女王の宮殿ギャラクシートラッカースペースウォークラストキャメル有頂天落とし穴小瓶のお手紙

サバの女王の宮殿(Saba / K.ハッペル、C.フィオーレ / ゴルトジーバー, 2007)

サバ手柄は簡単に奪われ

女王の宮殿建設に貢献して一番多く手柄を立てるゲーム。必要な材料を集めて門・池・柱を作り、宮殿に自分のコマを置く。宮殿が完成したときに自分のコマを最も多く置いていた人が勝つ。優先順位は門より池、池より柱が高い。同じエリアで池が作られるとそこに門を作っていた人は手柄を奪われてしまう。こうしてたった8つのエリアをめぐって熾烈な争いを繰り広げるのだ。
 まず面白いのは資材の取り方。港では4つのパターンがあり、手番ではそのうち2択。選んだパターンは裏返され、次の手番では選ぶことができない。次の人の2択もカードで分かるようになっているので、有利になりすぎないように気をつけて選ぶのは悩ましい。建築カードで示された資材が揃ったら門・池・柱を作る。
 金は街に自分の手下を置くのに使い、追加の材料を手に入れたり材料を交換したりできるようになる。またアクションカードで足りない材料を補ってもよい。港からは1手番に1種類しか資材が手に入らないから、街やアクションカードで種類を増やさないと建築はおぼつかないだろう。
 たった8つのエリアを4人で取り合うのだから競争は激しい。同数の場合は以前に立てた手柄が考慮されるが、一手番で順位がめまぐるしく変わるエキサイティングな展開となった。全員2エリアずつで均衡したところから、私が1つつぶされて脱落。残る3人の中から最後に飛び出たkarokuさん勝利。時間は45分ほどとあっさりめ。
 8エリアの陣取りという出口の狭さから、脱落やキングメーカー、それを解消するための「宝物殿(トッププレイヤーが1人増やせる)」の機能不全、上級ルールで入るアクションカードの大味さなど気になる部分は少なくない。しかしそれを差し引いても駆け引きがあって十分楽しめる内容である。厚紙で組み立てる立体の宮殿も雰囲気がとてもよい。

ギャラクシートラッカー(Galaxy Trucker / V.フヴァティル / チェコゲームズ, 2007)

ギャラクシートラッカー行け僕の宇宙船

 リアルタイムで自分の宇宙船を組み立てて出来栄えを競うというゲーム。チェコのゲームで今年のドイツ年間ゲーム大賞推薦リスト入りした。近年ワンパターンに陥りがちなドイツゲームのでは新しい要素を見出しにくくなっているが、このゲームにはそれがある。
 砂時計を使って全員一斉に宇宙船を組み立てる。中央にあるタイルをめくって、気に入ったら自分のボードに並べ、気に入らなかったら表のまま返す。前方や横には隕石回避や戦争のためのビーム、後方には推進力のためのジェット、その間に品物を運ぶ倉庫や乗組員を乗せるキャビンを配置する。3種類の管があるが全部つながっていなければならない。
 面白いのは、組み立てているときに今回の航海で出てくるイベントカードを見てもよいこと。どれくらいの隕石がどの方向から飛んでくるのか、乗組員が大量に必要なイベントがあるのか、戦争は起こるのかなどが分かり、それに応じて宇宙船を組み立ててもよい。実際はカードが多い上、後から付け加えられるものもあるので全部に対応することは不可能だが、強烈なイベントには準備しておけるだろう。ただし、イベントカードをじっくり見ていると宇宙船を組み立てる時間が少なくなるから注意だ。
 宇宙船が完成した人からコマを並べ、全員が完成したらイベントカードを切って1枚ずつめくっていく。イベントでは先頭にいる宇宙船が何かと有利だが、アクションを行うたびに後退するので順位が変わる。最後は順位でもボーナスがあるので、後退するかどうか考えなければならない。予想を裏切る隕石の衝突で宇宙船が一部破壊されることもあり、予め見ておいたイベントカードがいつ出てくるか戦々恐々だ。
 組み立て5分、航行10分。パーツやイベントを把握するまでは時間がかかるが、遊べば非常に短い。4段階のボードが入っており、慣れるにつれて宇宙船を大きくできるようになっている。
 karokuさんが見事な手際でビームもジェットもキャビンも豊富な完璧な宇宙船を作り、乗組員が半減する伝染病も乗り切って1位。私は伝染病には対応できたもののコネクタが多くて倉庫が確保できなかった。
 黙々と宇宙船を組み立てるところがソロプレイのパズルのようで気に入らないという人は多いに違いない。でも私は集中しているうちにだんだん楽しくなってきた。精魂こめて作った宇宙船には愛着も湧くというもの。隕石群の飛来を無事に乗り切ったときは心底ほっとした。出来栄えが悪い宇宙船で四苦八苦するのもまた一興。たいへん気に入った。

スペースウォーク(Space Walk / R.ドーン / ラベンスバーガー, 1999)

スペースウォーク落とされる前に落とせ

前回のレポートはこちら。ルールには「チップはいつでも使える」とあるので、前回はブラックホールに落とされそうになったときに投入して難を逃れていたが、「ただし次の人の手番が始まる前に」という記述もあったのでチップは自分の番に続けてか、手番と手番の間にしか使えないこととした。そのほうがゲームの収束性がいいのと、ひらめきが大事になるのでよい。
手探りの序盤は落とせるコマから落としていくという感じだが、中盤以降は得点の高い人が狙われるようになる。その頃までに自分のコマを適当に散らし、狙いを絞らせないことがポイントになる。私の全滅でゲーム終了、karokuさんが1位。

ラストキャメル(Das letzte Kamel / T.シェープス / シュミット, 1989)

ラストキャメルトップを走るラクダは誰の?

自分のラクダをこっそり最下位にするゲーム。金を施した妙に大きいラクダコマが美しい。
 カラーダイスを振って、対応する色の荷物を積んでいるラクダを1頭ずつ進める。ほかのラクダがいるマスに入ったら、さらにそのマスにいるラクダの数だけ進む。オアシスでは、ほかのラクダが全て前のオアシスを通過するまで先に進むことができない。こうして絶えず順位を変えながらダンゴ状にゴールに向かっていく。
 レースは自分のラクダを最下位にするのが目的なので、進みの遅いラクダはマークされ、トップを走るラクダはノーマークになりやすい。それを利用してほどほどに自分のラクダを先に進め、マークを外しておくことが必要だ。ブラフと駆け引きが楽しめる。
 karokuさんが康さんの術中にはまり、ふうかさんのラクダを誤ってゴールさせてしまう。残るは康さんと私のラクダだったが、ダイスが味方して康さんのラクダをゴールに送り込み私の勝利。正体隠匿ゲームはドイツゲームにおいて枚挙に暇がないが、最下位が勝つというルールで後ろ向きな楽しさが味わえた。

有頂天(Im 7. Himmel / W.クラマー / シュミット, 1989)

有頂天いきなりファーストキス?

パートナーとの関係をエスカレートさせ、ゴールの有頂天をめざすゲーム。クラマーが『アウフ・アクセ』で大賞を取った頃の作品だ。
 はじめに配られるのが今回のパートナー。私はパンクロッカー、ふうかさんはおじいちゃん、康さんはケンイチ・ミカワ(通称)と嬉しくない。でもゲームだからみんなしぶしぶコマを進めていく。コマの進め方はカードで。イベントカードもあってトップが戻ったり最下位が進んだりできる。
 パートナーは途中で替えることもできる。私のパンクロッカーは順調に進んでいたらふうかさんからチェンジ。私のパートナーはおばあちゃんになってしまった。ケンイチ・ミカワはkarokuさんへ。混乱を抜け出したのはふうかさんで、一気に片をつけて有頂天にゴール。
 どうってことのないレースゲームだが、マスに描かれている男女のいちゃつきと、自分の前に置かれているパートナーのきつさが相まって妙に盛り上がった。2マス目でいきなりファーストキスなのはさすが欧米か。

落とし穴(In der Fälle / W.クラマー / マテル, 1987)

落とし穴落とし穴をものともせず

ボードが回転してときどき出現する落とし穴に落ちないよう気をつけながら、ゴールをめざすスゴロクゲーム。クラマーの作品。
 ダイスを2つ振って自分のコマを進め、ボードを回す。落とし穴が出てきたときにその上にいると振り出しに戻る。落とし穴の出るマスはコマが乗っていれば自動的に進むので便利だが、流れが早いとすぐ落とし穴が出てきて落ちる危険性が高い。幾多の困難を乗り越えてゴール直前で落ちて戻るのは涙目。いちおう途中で帽子を手に入れることができ、1度落とし穴に落ちても助かるが、ダイス目が相当よくないと乗り切れない。
 落とし穴の上は飛び越えられないという上級ルールで挑戦。これがみんな落ちまくる。真ん中まで行くのが精一杯という始末。いつまで経っても終わらないかと思われたとき、karokuさんが奇跡のダイス目でゴール。めでたしめでたし。

小瓶のお手紙(Flaschenpost / W.クラマー、M.キースリング / シュミット, 1996)

小瓶のお手紙中身がすり替わった

小瓶に隠されたアイテムが何かを覚えて、小瓶が流れ着いたときに当てる記憶ゲーム。クラマーとキースリングという大賞作家コンビの子ども向け作品だが、大人にとっても簡単ではない。
 小瓶はサイコロで川を流れていく。途中島に止まったときに中身を見ることができるが、サイコロでウズマキが出ると小瓶同士の場所を交換しなければならない。そのうちどれに何が入っていたか分からなくなってしまい……。
 ゴールではまず手番の人が中身を言う。次にほかの人も中身を言い、正解者がチップをもらえる。次々と間違うkarokuさん、終盤は「マグカップ」を連呼(でもマグカップを取ったのはふうかさん)。私は自分しか中身を知らない小瓶を早く進めてほかの人に答えさせず1位。小瓶が同じマスに並んでいると、どっちがどっちだったか本当に分からなくなる。

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