自宅ゲーム会02/11/23

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自宅ゲーム会02/11/23

前回から2週間。風邪が癒えたと思ってゲーム会を招集したが完治してはいなかった。遊んでいる間はあまりつらくなかったが、やはり勝率は低かった。寒い日が続いたこともあるが、普段からの体調管理の重要性を思い知る。健康であってこそのゲームだ。

キーセドラルポニーエクスプレスプエブロカタンの開拓者歴史シナリオ「トロイ戦争」

キーセドラル(Keythedral/R.Breese/R&D Games 2002)

キーセドラル 資源を集めて大聖堂建築に供出し、その手柄で名誉の席をもらうゲーム。イギリスのメーカーが、今年のエッセンで発売したばかりの作品。予約制の限定販売だったため、会場で遊べた人はあまりいなかったようですが、人気投票では5位に入っています。
 大聖堂は5段階で建築されていきます。各段階で決まった資源を出すと、建物タイルをもらえます。点数の高い建物タイルをたくさん集めるのがゲームの目的です。段階の高いタイルほど点数が高くなっており、最後はとてもエキサイトします。
 建物タイルは早い者勝ちです。早く資源を出した人のものになります。そこで、効率のよい資源集めと、手番の確保がポイントになります。うまく資源を集めるというところは「カタンの開拓者」に、手番を行う順番が毎回変わるというところは「プエルトリコ」を思わせます。実際、この2つの要素がゲームをとても面白くしていました。
 資源集めは、自分の小屋から隣接する土地に労働者を出して行います。ところが、全ての土地は先着1名様なのです。自分の小屋のまわりが全て埋まっていると、労働者はお家でグウグウ寝てしまいます。そこで誰から労働者を出すかが問題となります。
 まずスタートプレイヤーが番号を1つ指定します。そしてスタートプレイヤーから順番に、その番号の小屋から労働者を出していきます。全員が出したら次のプレイヤーが別の番号を指定します。そしてそのプレイヤーからまた労働者を出していきます。こうして各プレイヤーがどれかの番号の小屋で、1番最初に労働者を出せるのですが、働ける場所はだんだん少なくなっていくという仕組みです。「彼はあの資源がほしいはずだから、あの番号でもここには置かないだろう。だからここは別の番号で…」などといった読み合いになります。
キーセドラル2 全員が労働者を置いたら、資源を集めて建築・購入フェイズに移ります。ここでもスタートプレイヤーから、1アクションずつ行っていきます。1番のおめあては建物タイル。目前でほかのプレイヤーに取られてしまったときには、思わず地団駄です。誰がどの資源を取っているかはわかるのですから、自分は取れないところまで読んで次の手を打たなければならないのですが…。
 段階が上がると、土地タイルでは取れないものが必要になります。鉄細工、ステンドグラス、金細工。これらは、それぞれ鍛冶屋・ガラス屋・金細工屋で交換してこなければなりません。交換も1アクションなので、交換している間にほかのプレイヤーにとられちゃったなんてことも。
 このほかにも、小屋を家にグレードアップして出せる労働者を2人にしたり、ほかのプレイヤーが入ってこられないように柵をこしらえたり、不要な資源を2:1交換したりと、多彩なアクションがありますが、のんびりだらだら建築・購入してもいられません。建物が安く買えたり、順番を入れ替えたりできる法律カードが先着2名様まで。このカードはタイミングがよければとても強力なので、できれば早いところほかのアクションをやめて買っておきたいところです。なかなか悩ましいです。
 これが終わったら労働者を元に戻して次のプレイヤーへ…というところでまた一味あります。非常に有利なスタートプレイヤーの権利を、このプレイヤーから競りで譲り受けることができるのです。1周競りをして、そのプレイヤーがスタートプレイヤーを放棄すれば、資源を払ってスタートプレイヤーになれます。ですが喜び勇んでスタートプレイヤーになったものの、資源がすっからかんでは何もできません。上家下家を考えて、スタートプレイヤーを取るかどうか決めましょう。
 というわけでいたるところにゲーム性がちりばめられたこのゲーム。最初スタートプレイヤーだったN君が、競りでまたスタートプレイヤーを取り、その間にまず家をがんがん建築。これで資源が潤沢になってそのまま1位。こういう場合は残り3人が柵でガードするべきでしたが、自分のことに一生懸命で至らず。N君の上家だった私は、序盤に必要な石材を全く確保できず、最後康さんの戦略的援助で5点タイルを取ったものの4位に終わりました。

ポニーエクスプレス(Pony Express/A.R.Moon/Abacus, 1991)

ポニーエクスプレス 昨年「アムレット」「カピトール」「サンマルコ」の3作で旋風を起こしたアラン・R・ムーンが昔出していた競馬ゲーム。アバクスから「エアラインズ」「でっけぇ馬鈴薯」と一緒に出されましたが、この作品はあまり知られていません。
 馬の状態をあらかじめ仕込みながらビッドをして、それからレースとなります。レースはカードとダイス運次第。高配当の馬をゴールに入れて、たくさんのお金をもらうことをめざします。
 馬の状態を仕込むには、カードを1枚ずつ好きな馬に出していきます。いいカードが入ると、馬のオッズが上がります。悪いカードが入れば、オッズが下がります。これを見ながら、プレイヤーはどれかの馬にチップを賭けていきます。
 これが終わったら、いよいよレースです。各馬ごとに一番チップを賭けたプレイヤーがその馬を担当し、カードを出して順番に進めていきます。通常は1マスずつしか進めませんが、マスの色のカードを出せば+1マス、さらにダイスを振って出したカードの数以下ならば+1マス、もう1回振ってまたカードの目以下ならば+1マス。最高で4マス進めることになります。ただしダイスの目が上回ったら0マスになってしまいます。数の高いカードほどいいカードというわけです。
 先着3位でレース打ち切り。配当をしてお金の多いプレイヤーの勝ち。今回は、緑の馬を爆走させた私が勝ちました。「エクスプレス」とは思えない馬ののろのろした進み方が笑えました。

プエブロ(Pueblo/W.Kramer&M.Kiesling/Ravensburger 2002)

プエブロ 2回目。今度は4人対決です。康さんが先手ながら2位を大きく引き離して圧勝。私はまた負けてしまいました。どうやったら勝てるのでしょう? 少ない人数ほど戦略性が増してきますが、人数が多いと、「いい場所を早く見つける」という要素が強まるように感じました。
 まず固め作戦と散らし作戦について。「どうせマイナスはくらうから」と自分の色を自分の色でガードしていく固め作戦は、あまりよくありません。ほかの3人みんなが酋長をそこに置くからです。ほかのプレイヤーと痛み分けになるポイントを仕掛けておけば、素通りしてくれる可能性が上がります。
 それから上から見えない作戦と横から見えない作戦について。いちばん痛いのは2階・3階が横から見られる場合なので、そこは避けたいわけですが、早めに上がってほかのプレイヤーがまわりに置かざるを得ない状況を待てば、1階の外側に置くよりも痛くない場合があります。
 まだまだ研究の余地があります。深いです。

カタンの開拓者歴史シナリオ「トロイ戦争」(Die Siedler v. Catan Troja)

トロイ戦争 ゲーム会の最後はカタンでしめるというのがとても好きです。みんなが覚えていればルール説明があまりいらないこと、場が打ち解けているので交渉がスムーズなこと、そして何より、どんなシナリオや拡張でもまずハズレがないことが理由です。
 今回は歴史シナリオ2の2つのシナリオのうち、トロイ戦争。ルール和訳に質問を下さった方がいらっしゃって、それを調べているうちにやりたくなりました。
 4人のプレイヤーはトロイ側とミケーネ側の2手に別れて戦いますが、だれがどちらの陣営かは最後まで明かされません。だいたいのところで推測して、適度に協力しながら自分の開拓地もしっかり増やすといった内容です。
 手番に1回だけ、資源を裏向きにして自軍に援助できます。援助すると交易ポイントがもらえ、これと資源でやっと船が建設できます。今回の船はメリットが高く、3:1交換、2:1交換や、勝利ポイントなどになります。建てれば建てるほどどんどん有利になっていきます。
 援助が進むと戦争が起こります。援助された資源はひとつの山になっており、誰がどれを出したかはわかりません。この中から決まった枚数をオープンして、鉄か羊ならトロイのポイント、麦か木ならミケーネのポイントになります。多いほうの陣営が勝利となり、勝利ポイントがもたらされます。
 こうして何度かの戦争を経て、戦争の勝利によるポイント、船のポイント、それから開拓地と都市、最長交易路で15点取ったら勝ちです。途中戦争が終結した場合(どちらかが5回勝ったら)、その時点で勝利ポイントを比べます。
 誰が同じ陣営なのかは、中盤頃にだいたいはっきりしました。私とN君VS康さんとSさん。Sさんは麦バブルでどんどん援助し、ミケーネが4回まで勝ちました。絶望感ただようトロイ側は、とうとう仲間割れを起こします。「もう、自分のことしか考えない!」 しかしこの後出目が変わり、トロイ側に大量の資源がもたらされる事態に。N君がいきなり街道を4本引いて、最長交易路をとり15点達成。私にも大量の鉄が来たのですが、2:1港でとったのが木材。この読みが外れたことで2位に終わりました。4つの歴史シナリオがありますが、チーム戦という要素を加えている点と、イヤな盗賊がいない(海賊はいますが)ことでこれが一番面白いだと思います。

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