自宅ゲーム会02/10/14

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自宅ゲーム会02/10/14

エッセンを目前にしたところ、Kuさん宅で少し前に発売された絶版ゲームを遊ぶ。私の基本的なスタンスは、「遊べれば持っていなくともよい」というものだが、美しいコンポーネントを見てしまうと、「やっぱり欲しいかも…」と思うのであった。

アプ・ディ・ポスト12星座ゲーム最後の楽園

アプ・ディ・ポスト(Ab die Post/H.&H. Huber/Goldsieber 1994)

アプ・ディ・ポスト 変わりやすい天気のもと、嵐のリスクを避けながら争う飛行機レース。1994年の年間大賞ノミネート、ドイツゲーム賞9位の作品。運の要素強めの、博打ゲームです。
手番にはカードを引くか、カードを出して飛行機を飛ばすかのどちらか。カードは1~3点の3種類しかなく、手番に1枚ずつ引きます。一番大きい3のカードが3枚たまってしまうとそれを捨てなければならないので、引くだけ引いて一気に飛ぶというわけにはいきません。
 飛行機を飛ばすときには4点分のカードを出して、雲のルーレットを振ります。雲のルーレットは福引のようになっていて、いろいろな色の玉が出てきます。その色によって飛行機が何マス進めるか決まります。
 飛行機のルートは3つあり、上空ほど早く進むことができます。ですが、雲のルーレットで4分の1ほどの確率で黒い玉が出たときは大嵐。このときには上空ほど修理代がかかってしまいます。修理代はカードで払い、払えなければフリダシに戻るです。つまり、大嵐のリスクを省みず上空を進むか、カードを確保しつつ安全に下道を行くかという、なやましい選択になります。
 ルートは途中で変えることができますが、スタートとゴール時には変えられません。ゴール直前で突然の嵐に見舞われフリダシに戻るなんてこともありえます。
 さらに途中で乗客を乗せるというタスクがあり、そのときには下道に下りてこなければなりません。
 本当は何レースか行なって15点になるまでやるのですが、今回は1レースのみ。1度フリダシに戻ったKyさんがやけくそ気味に上空コースを爆走し、そのままゴール。嵐のときの修理代を確保しつつ着実に下道を通っていた私とKuさんはあえなく抜かれてしまいました。疲れたときでも遊べる軽くてエキサイティングなゲームでした。

12星座ゲーム(Sternenhimmel/T. Schoeps/Goldsieber)

ラストパラダイス 黄道12星座に自分の星をちりばめ、星のお金を稼ぐゲーム。1995年のドイツゲーム賞3位入賞作品。
 中央にはプレイヤーの人数と同じ数だけ星座が並べられています。おひつじ座、おうし座、ふたご座…それぞれの星の構成や位置も本物どおりです。
 各プレイヤーは1~10、ダブル、ブラックホールという構成で星を持っています。手番には好きな星座に1個置くだけ。大きい星のマスには裏向きに、小さい星のマスには表向きにして置きます。
 1つの星座が全部埋まると得点計算。その星座にいちばん多くの点数の星を置いていたプレイヤーと2番目のプレイヤーがボーナスをもらいます。星座によって星の数が異なり、星の数の多い少ないで完成時のボーナスも変わります。
 また、2位までに入れなかったプレイヤーは、置いたコマの数だけ1位のプレイヤーからおこぼれをもらいます。このおこぼれも塵も積もれば山となるもので、馬鹿にできません。いろいろな星座に幅広くコマを置き、効果的にボーナスをとりたいところです。
 ダブルの星は隣接する星の点数を2倍にし、ブラックホールは隣接する星を消滅させてしまいます。これらをうまく使い、各星座での1位をねらいます。特に裏向きに置く星は、ほかのプレイヤーに読ませないことがコツです。
 1つの星座が終わると、次の星座が補充され、12全部の星座が終わると得点計算。いちばんボーナスの多かったプレイヤーが勝ちです。
 大きい星座で接戦をものにした私が勝利。「この裏向きのコマは何か?」などと考えればきりがないのですが、戦略性はそれほど高くなく、気軽に楽しめるゲームでした。

ラストパラダイス(Der letzte Paradies/R.Knizia/Frankh, 1993)

ラストパラダイス 最後の楽園とよばれるリゾートを環境に気をつけながら開発していくゲーム。コスモスの前身、フランク社からクニツィアが出したゲームで、モダン・アートやクオ・バディスといった切れ味の鋭いゲームを出していた頃のクニツィアのテイストが発揮されています。
 島は16のマスからなり、左上、左下、右上、右下の4マスからなるエリアと、中央の4マスからなるエリアに区分されます。16の建物チップは、どのエリアに建てられるかマークが描かれています。
 16の建物チップから、4枚をオープンし、競りをしていきます。競りは手に握って一斉に出すというやり方。いちばん多く出したプレイヤーが、2番目に多かったプレイヤーの金額を銀行に払って、その建物を所有します。この「2位の分を払う」というルールが新機軸です。払うお金は少し安くなりますが、その安心感が結局相場を高騰させたり、ほかのプレイヤーに高く払わせようという目論見がはたらいたりします。
 ちなみに同点の場合は、最高額を提示した人以外が抜けて残りのプレイヤーで2回目の競りをしますが、額は1回目以上にしなければなりません。このあたりのシステムの作りこみはさすがクニツィアです。
 1エリア独占と、全エリアに1つずつ建物建築でとボーナスがもらえるので、どの建物に力を入れるべきかはわかりやすくなっています。どちらのボーナスにも、中央エリアの建物(ホテル)は重要なので、高騰は避けられません。
 建物を競り落としたプレイヤーは、その建物を建てずにそのマスを自然のままにしておくことができます。自然が多いエリアでは、建物の所有者にお金が入ってきます。また、自然のままにするという決断をしたプレイヤーには木のコマが与えられ、いちばん多くとったプレイヤーと2番目に多く取ったプレイヤーにはボーナスがあります。ここはドイツらしいと言えるでしょう。
 16の建物が全て競り落とされたところでゲーム終了です。持ち金から最初の手持ちを引いて、残った分で勝敗を決します。
 今回は最初から高騰しまくって全員が赤字決算という結果。ルールでは赤字決算は全員0点で終わるのですが、マイナスの最も少なかったのは自然2つ、建物2つで1エリア独占ボーナスを生み出したMaさん。
 最初から競りで負け続ければプラスマイナス0で勝てたのにという話にもなりましたが、意図的に負け続けようとすれば相場を下げざるを得ず、他のプレイヤーのプラスが大きくなるので勝てないだろうということでした。クニツィアめ~!

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