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ウキヨエ(Ukiyo-E)

溜め込んでいたらラウンド終了

歌麿、写楽、北斎、広重……浮世絵を絵師別に他プレイヤーより多く集めて個展を開くカードゲーム。M.シャハトのデザインでラベンスバーガー(ドイツ)が2003年に発売した『クレイジーチキン』のカード構成を変え、4人まで遊べるようにした。なおシンプリーファン(アメリカ)がテーマを自動車に変えたリメイク『ドライブ』(2005年)も4人まで遊べるようになっている。

7人の絵師が登場するが、カード枚数は絵師によって異なり、枚数が多いほど得点が高い。5枚の手札から始め、手番には捨て札の一番上か山札から2枚引いた後、1枚捨てるか、同じ絵師のカードを公開して個展を開く。同じ絵師の個展を誰かが開いている場合、その枚数を上回らなければならない。上回られたものは捨て札になる。

一度公開したら、後から同じ絵師を引いても付け足せないため、どこまで貯めて出すかが悩ましい。早く出せば枚数が少なくて他プレイヤーに上回られるかもしれないし、いつまでも待っているとラウンドが終わってしまう。ラウンド終了は山札がなくなるか、6人目の絵師で個展が開かれた場合。次の手番は来るのかを考えてタイミングを図る。

ラウンド最後まで生き残れたとしても、得点になるのは絵師ごとに一番小さい数字のカード1枚だけ。枚数をかさ増しするために、得点の小さいカードを入れるべきかどうかも悩ましい。短時間でユーロらしいインタラクションとジレンマが堪能できる。

ウキヨエ
ゲームデザイン:M.シャハト+佐藤敏樹/アートワーク:TANSAN
さとーふぁみりあ(2025年)
2~4人用/10歳以上/20分

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クイズの答えを合計21に『ブラインドジャック』日本語版、8月上旬発売

ホビージャパンは8月上旬、『ブラインドジャック(Blind Jack)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:M.メラ&N.メラ&A.ルクラーク&M.トゥリエール、イラスト:M.クロース、2~12人用、10歳以上、15分、2640円(税込)。

ブルーオレンジグループのゲームスタジオ「バンジョ」(フランス)が今年発売したカードゲーム。答えの数字の合計を「ブラックジャック」のようになるべく21に近づけるチーム対戦ゲームだ。

「カニの脚の数は何本?」「ピサの斜塔は何階建て?」「キリンの首の骨は何本?」「皆既日食、最長時間の記録は何分?」といった0~10の数字で答える問題が出される。チームメンバーで相談して、自分たちの合計に加えるのか、それともこれ以上問題を引かないかを決める。

両チームとも引かないことにした時点で答えを確認し、答えの合計がより21以下で21に最も近いチームが勝者となる。質問カードはさまざまなジャンルで200枚。12人までプレイでき、15分で遊べるパーティーゲームだ。

内容物:カードホルダー 1個、ルール 1枚、トークン 2個、カード 200枚


(写真はデモ用で、商品には含まれていない)