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シュピール’12新作情報:クワリ

クセのある作りで日本にも根強いファンがいるオランダのメーカーです。ここ数年シリーズ化している陶器製のコマを使った作品を2タイトル発表します。
ツイーーートツイーーート(Tweeeet)
C.ファン・モーセル作、2〜6人用、7歳以上、30分。
小鳥がエサを集めながら巣に帰ります。エサは、1エネルギーのマメから5エネルギーのテントウムシまであり、コースの途中に落ちています。移動は1マスにつき1エネルギーを費やします。行き先のタイルは後から並ぶので、エサは落ちていても遠回りしなければいけなくなるかもしれません。
2チームに分かれ、巣に帰ったときに残ったエネルギーが得点の平均を競います。チーム内の小鳥同士は、距離が6マス以内ならば行き先を相談できますが、7マス以上離れるとつぶやくことしかできず、10マス以上では翼をはばたかせて合図することしかできません。
小鳥のコマは陶器製です。
ツイーーート
トリッキー・ワイルドライフトリッキー・ワイルドライフ(Tricky WIldlife)
C.ファン・モーセル作、2〜4人用、8歳以上、40分。
陶器の動物コマを使ったゲームシリーズ。食物連鎖のバランスを上手にとって、公園の動物を生かします。
手番には新しく生まれる動物をストックから選んで補充します。次に、上位の動物が下位の動物を食べ、飢えた動物は死にます。このとき自分の手元で動物が絶滅すると失点になってしまいます。その後、年を取った動物が死にます。最も多くの種類の動物を生き残らせた人に名声点が入り、これを8年繰り返して名声点の最も多い人が勝ちです。
トリッキー・ワイルドライフ

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クロマニョン(Cro-Magnon)

意思疎通の進化
南フランスで発掘されたホモ・サピエンス、クロマニョン人は、約4万〜1万年前に生活しており、ラスコーなどの洞窟壁画を残している。コミュニケーションを進化させてゴールを目指すゲーム。4年前にコスモス社から発売されたが、言語依存の高さもあって国内では一般発売していない。7人以上では2人1チームとなってゴールを目指す。
クロマニオン
各チームには、担当する種族が割り当てられる。手番が来たらとりあえず種族のアクションを行わないといけない(忘れると減点)。「くさマニョン」だったらわきの下をかぎ、「冗談マニョン」だったら笑い合い、「ぶらぶらマニョン」だったら片方が踊ってもう片方が拍手する。恥も外聞も捨ててクロマニョン人になりきることだ。
アクションが終わったら、砂時計を返して制限時間内にお題をいろいろな手段で表現し当ててもらう。類人猿からホモサピエンスまで、コミュニケーションの進化は4段階に分かれており、最初はジェスチャー、次は粘土、その次は極貧ボキャブラリー、最後は絵で表現する。当たれば「ブンガ!」、おしければ「ヤーガ!」、全く違っていれば「ナーガ!」とだけ言うことができる。
ほかの人は自由に答えを言って当たれば1マス進める。手番チームは砂時計が落ちた時に、当ててもらったお題の数だけ進める。2人1チームでやるときは、交代交代でもいいし、2人で組んでもいいが、組んでチームワークを発揮したほうが正解してもらえる確率が高いようだ。
お題は「象」「火打石」「ダイヤモンド」「ベニテングダケ」「血管」「交尾」など自然にあるもの。だからといって簡単とは限らない。特に極貧ボキャブラリー(単語リストから、よい、わるい、大きい、小さい、行く、来る、動物、植物などの簡単な言葉しか使えない)での不自由さが好評だった。10人5チームでプレイ。優勝は連続正解で大量リードしたくさのまさん&さがえさんのぶらぶらマニョン。
Cro-Magnon
J.T.ヴィンステル、O.メルシア作/コスモス(2008年)
2〜12人用/10歳以上/45分
国内未発売