ボウザ来日、サイン会も
京都のボードゲームカフェCafe Meepleは4月6日(日)、開店1周年を記念してパーティーを行う。その際、『世界の七不思議』『花火』のデザイナー、A.ボウザ氏をフランスから招き、サイン会が行うことを発表した。10:00~12:00。
Cafe Meepleの一周年のパーティーとサイン会案内です。4月6日朝10時から12時まで、7 Wondersと2013年のドイツゲーム大賞を受賞したHanabiの作者のAntoine Bauzaがフランスからいらしゃいます。その後ずっと7日の6時までゲームしましょう!
— Cafe Meeple (@CMeeple) 2014, 3月 19
ボウザ氏は親日家として知られ、『花火』のほか、『タケノコ』『東海道』など、日本をテーマにした作品を発表している。『東海道』では、新しい拡張セット『祭り』を含むコレクターズ・エディションを準備中で、キックスターターでは目標の4万ドル(400万円)を超える42万ドル(4200万円)の出資を集めている。
・Kickstarter:3 New stretch goals including the MATSURI EXPANSION!
ボザ氏のツイートによると、日本行きに『東海道』のスーツケースを用意しているようだ。
I will soon be flying to #Japan so I needed an adequate trunk 🙂 #Tokaido Cc @Funforge #j2s pic.twitter.com/rHwW4LGpC7
— Antoine Bauza (@Toinito) 2014, 3月 14
Cafe Meepleは昨年4月5日に京都にオープンしたボードゲームのプレイスペース。アメリカ人のネイト(Nathan Hunley)氏がオーナーを務め、ボードゲームを通した国際交流の場にもなっている。京阪出町柳駅徒歩5分、火~金曜14~24時、土日11~24時、月曜休。料金は30分150円。
・Cafe Meeple
えんかい(Enkai)
「ニャー」で伝えるニュアンス
ランダムに並んだ十二支のコースターを、合言葉だけで正しく並べ替える協力ゲーム。ゲームマーケットは大阪にしか出展していないたなごころの新作で、量産できないこともあって予約は10分で打ち切られ、当日分も10分で売り切れたという。
十二支のコースターを裏返して環状に並べ、参加者にアクションチップを配ってスタート。自分の番には、アクションチップを使って「3枚を自分だけ見る」「2枚を交換」「1枚をめくる」「みんなで相談」のアクションを行う。
「みんなで相談」が出たとき以外は、合言葉しか話していけないのがルール。1ゲーム目は「ニャー」、2ゲーム目は「チュー」を合言葉としたが、音の高低や表情で意外と伝わるものである。「ニャー!、ニャー!、ニャ~・・・」
コースターは12番目の「亥」の場所が指定されてあり、それを基準に1番目の「子」から順番になるように並べ替えていく。全員のアクションチップがなくなるか、3枚目の「1枚をめくる」が出たらゲーム終了。コースターを全て表にして、合っていたら全員の勝利、間違っていたら全員の敗北となる。
3枚を見たときに、位置が合っていたかどうかは語調で伝えられるが、そうでない場合に何だったかは伝えるのは至難の業。通しサインでも作っておけばもちろん楽勝だが、『花火』と同じで安易な勝ち方に流れたくないものだ。一方、自分で知っているものだけ直しても、ゲームが終わるまで正しく並べ替えることは難しい。その中間あたりの、伝わるか伝わらないかのところに賭けてみるのが楽しい。
コルクにレーザーカッターで印刷したコンポーネントと、それをきれいに収納する円形の変わったボックスも見どころだ。
えんかい
たなごころ/たなごころ(2014年)
4~12人用/15~20分
絶版・再販待ち