『カードライン:動物編』日本語版、11月下旬発売
ホビージャパンは11月下旬、動物雑学カードゲーム『カードライン:動物編(Cardline: Animals)』日本語版を発売する。2~8人用、7歳以上、15分、2200円(税別)。
動物のいろいろな特性を順番に並べるゲーム。好評発売中の歴史雑学カードゲーム『タイムライン』の姉妹編として、2012年にアスモデ社(フランス)から発売された。『カードライン』シリーズも好調で、国編と恐竜編が発売されている。
全110枚のカードそれぞれには、哺乳類、鳥類、魚類、昆虫類などさまざまな動物と、その動物の特性(平均全長、平均体重、平均寿命)が記されている。このカードをその時のルールで決めた特性(大きさ、重さ、寿命のいずれか)の順に正しく並べていくのがこのゲームの目的。
場札の右か左に、手札の1枚を出す。出したカードをめくって、置いたとおりに前のカードより特性が多い/少なかったらOKで、違っていたらカードを捨てて1枚引かなければならない。だんだん狭くなってくる領域に、うまくはめこむことはできるか。「ヒツジはハリネズミよりも大きくて重いということはわかるけど、どっちが長生きするのかな? たしかカメは長生きのはず。ハリネズミも同じくらい小さくて軽いので、長生きしそうだけど……でも、寿命の長いことで有名なゾウやクジラと比べたら……」などと悩むことになる。
遊び方は簡単で、楽しみながら動物の知識も身につく、子供から大人までエキサイティングにプレイできるカードゲームだ。
イリーガル(Illegal)
部屋の隅でゴニョゴニョ
酒、銃器、麻薬、ポルノ雑誌、売春婦、宝石、秘密ファイル、盗難車・・・アングラで非合法なものを交換で集めるカードゲーム。最後には裁判があるので、何を出し、何を集めているかバレてはいけない。
各プレイヤーには、いずれかのディーラーと、いずれかのバイヤーがランダムに割り当てられる。麻薬ならディーラーは麻薬商で、バイヤーはロックスター。ポルノ雑誌ならディーラーはポルノ出版社で、バイヤーはコレクター。売春婦ならディーラーはポン引きで、バイヤーは金持ちの王族。何が割り当てられたか、ほかのプレイヤーに知られてはいけない。
ディーラーに対応するリソースを5枚と、それ以外のリソースを1枚持ってスタート。3分間与えられるので、その間にほかのプレイヤーと自由に交換する。この交換の仕方が独特で、1対1で部屋の隅に行ってヒソヒソ話で交渉するのだ! これは、どのアイテムを流しているか、そしてどのアイテムを集めているか隠すための仕組みだが、イリーガル(非合法)感が漂う。交換が終わったらまた別の人と部屋の隅へ。「これとこれでどうでしょう?」「それならこれで・・・」「ほかにいいブツはありませんか?」
3分経つと、リソースの分配がある。各種類1枚ずつテーブルに並べて、早い者勝ちで1枚ずつ取っていく。ここでも、誰が何を取ったかが裁判での手がかりになるので、集めていないものをわざと取ったりしてカモフラージュする。
交渉・リソース分配を5回行って15分。そして裁判が始まる。裁判では、ディーラーとバイヤーが1人指定され、それはどのプレイヤーなのかを1分間議論する。議論が終わったら一斉指差しで投票。票数の多かった人にそれぞれの容疑者カードが行く。これをプレイヤー人数分だけ行ったら、種明かしの時間だ。
順番に自分のディーラー、バイヤーカードを公開し、裁判で受け取った容疑者カードが当たっていれば-5点、外れれば+1点。ほかにバイヤーに対応するリソースが1枚1点となって、合計点の多い人が勝ち。
5人プレイで25分。カードの割り当てと時間の管理はゲームマスターがすることになっていたが、様子を見に来た妻にカードを割り当ててもらって、時間は同梱の砂時計ではなくアラームの出るスマホを使用したため、全員が参加できた。
序盤は様子見で、集めていないカードをぐるぐる回したため、バイヤーもディーラーもほとんど分からない状態。でも好きそうという理由だけでtomokさんにポルノ雑誌と売春婦が集まっていく。tomokさんから、やたらこの2つが流れてくるので、実際は集めていないだろうなと思ったが、結局tomokさんのバイヤーは金持ちの王族で、売春婦を集めていたのだった。裏をかかれる。
でも1位はノーマークのお酒をコンプリートした上に、怪しまれるだけ怪しまれて投票で得点したcarlさん。結局投票は誰も当てられなかったが、カモフラージュし過ぎると怪しくなくなって、誰からも投票してもらえないことが分かった。ほどほどの怪しさが重要だ。
Illegal
C.ベーリンガー/ルディカリー(2014年)
5~9人用/18歳以上/25分
国内未発売