『コルト・エクスプレス』日本語版、12月下旬発売
ホビージャパンは12月下旬(1月上旬になる可能性も)、アメリカ開拓時代の大列車強盗をテーマにしたダイナミックなボードゲーム『コルト・エクスプレス(Colt Express)』日本語版を発売する。C.ランボー作、2~6人用、10歳以上、40分、5000円(税別)。
オリジナルはルドノート社(フランス)が今秋のシュピールで発売した作品。会場の人気投票「スカウトアクション」で11位に入っている(TGiWニュース)。さまざまな経歴を持つ無法者の一人となり、石炭会社の給料と、乗客を運ぶ列車強盗に挑む。
1899年7月11日:午前10時。ユニオン・パシフィック急行は、47名の乗客と共に、ニューメキシコ州フォルサムを出発した。数分後、頭上から慌しい足音が聞こえた。そして、次に銃声が響いた。重武装の強盗達が容赦無く、罪もない人々から財布や宝石を奪い取った! 果たして彼らは冷静に弾丸を避けられるのか? サミュエル・フォード保安官が付きっきりで見張る金庫に納められた、ナイス・ヴァレー石炭会社の一週間分の給与を盗み取るのに成功するのか? ゴールにたどり着く盗賊はただ一人だけ:ギャングの中で最も大金持ちのアウトローに!
列車強盗は計画から始まる。各プレイヤーは、順番にどのような行動をするのか、カードを重ねて置いていく。これを繰り返し、出したカードの山をひっくり返してカードの行動を解決するというプロット方式。この計画に従って、アクション映画さながらに、別の車両に移動したり、列車の屋根に上ったり、乗客から金品を巻き上げたり、ほかの強盗を撃ったり、格闘したり、お邪魔者の保安官を動かしたりする。
西部劇でおなじみの列車急ブレーキや、屋根の上でクレーンにぶつかるイベントはお約束。ゲームボードではなく、豪華な組み立て式の列車の上に、強盗と保安官のコマを置くので、さらに臨場感があふれる。ほかの強盗を出し抜いて、一番の金持ちとなるのは誰か。
ボードゲームデザインのエッセイでアドベントカレンダー
『ヴォーパルス』『ダンジョン・オブ・マンダム』のデザイナーである大爆笑カレー氏は12月1日から、ボードゲームデザインのアドベントカレンダーを開始した。日替わりで、国内のデザイナーたちがエッセイを発表する。25日まで。
ボードゲームのデザインに関するエッセイを募集し、デザイナーやゲーム愛好者が25名応募した。林尚志氏(OKAZU Brand)、佐々木隼氏(オインクゲームズ)、寺島由人氏(遊星ゲームズ)、TANSANFABRIKなどが名前を連ねる。
初日は大爆笑カレー氏が「ボードゲームにおけるランダム性と公平性」という興味深い考察を行い、2日目はタイシン氏(倦怠期)が「100均のすすめ」という実用的なエッセイをあげている。毎日楽しみにして欠かさず読んでいきたい。
昨年はデザイナーの中村誠氏が、毎日1ゲームずつプリント&プレイゲームを発表するアドベントカレンダーを行っている(TGiWニュース「中村誠氏、ボードゲームアドベントカレンダーを公開中」)。
・Board Game Design Advent Calendar 2014