正体隠匿ゲーム『シークレット:米ソ諜報戦』多言語版、8月下旬発売
ホビージャパンは8月下旬、冷戦時代の諜報戦をテーマにした正体隠匿系ゲーム『シークレット:米ソ諜報戦(Secrets)』の日本語を含む多言語版を発売する。ゲームデザイン・B.フェイドゥッティ&E.M.ラング、イラスト・カリ、4~8人用、10歳以上、30分、3400円(税別)。
ルポ・プロドゥクシオン社(ベルギー)が制作し、6ヶ国語で同時発売となる作品。この版はドイツ語・オランダ語・ギリシャ語・日本語の多言語版となる。デザイナーは『操り人形』『マスカレイド』のフェイドゥッティと、『ブラッドレイジ』のラング。
ゲームは1960年代の東西冷戦時代の諜報戦が舞台。プレイヤーはCIAかKGBのメンバーとなり、チームの勝利を目指す。自分の手番には人物カードを2枚引き、そのうち1枚を山札の底に戻し、もう1枚を表にしていずれかのプレイヤーに提示する。提示された側は受け取るか否かを選び、受け取ったら表向きで自分のものに、受け取らなかったら提示したプレイヤーのものになる。
人物カードは同じ種類が2枚になったら裏向きになって得点にならない。また人物の特殊な能力で展開が大きく変わることも。カードを渡してきたプレイヤーは味方なのか、なぜこのカードを提示してきたのか、自分が引いたカードは誰に提示すべきなのか……お互いに手探りの仲、正体を推理し、適切にふるまうことが自陣営の勝利への鍵だ。
プレイヤーの中には第三陣営のヒッピーがおり、ヒッピーの得点が単独で最下位だと単独で勝利する。適度にヒッピーにも得点を与えつつ、自陣営の勝利を目指すには高度なマネージメントと息の合ったチームワークが要求される。
内容物:人物カード29枚、弾丸カード4枚、正体トークン10枚、国連トークン1枚、ヘルプトークン2枚、ヘルプシート1枚、早見表カード4枚ほか
名古屋ファミリーゲームフェスティバル2017、8月6日開催
8月6日(日)、名古屋国際会議場にて「ファミリーゲームフェスティバル2017」が開催される。11:30~18:00、地下鉄名城線「日比野」駅(JR名古屋駅から乗り継ぎ約30分)徒歩5分、入場料1000円(学生無料、ペア割あり)。
昨年の6月に続き2回目となるアナログゲームの販売・体験イベント。各ブースの試遊・即売のほか、ボードゲーム体験会や講演会などを加え、前回の700人以上の参加者を見込む。
出展する企業は主催で『マジックメイズ』日本語版をリリースしたヘムズ・ユニバーサルゲームズ、昨年ここで『インサイダーゲーム』を発表したオインクゲームズなど7団体。創作同人サークルは39団体と昨年よりやや増加しており、輸入・国産共にさまざまなゲームが楽しめる。
試遊・体験でもらえるポイントを集めて参加できるボードゲーム抽86選会、日本知育玩具協会によるボードゲーム子育て講演会、オインクゲームズによるゲームデザイナー座談会、ゲームカフェ&バー「ソラス」による『テレストレーション』『人狼』体験会など、盛りだくさんのメニュー。
オインクゲームズのゲームデザイナー座談会は、14時から1時間。上杉真人氏(I was game)、アキヒロイトオ氏(team insiderrr)、佐々木隼氏(オインクゲームズ)が、人気ゲームの制作秘話、 ゲームシステムの発想やプロトタイピングの手法、ゲームデザインに重要だと考えている要素などを、 ざっくばらんに語う。視聴無料。
ファミリーをメインターゲットとしていた前回から広げて、愛好者も楽しめるイベント。今週末の開催だ。
・ファミリーゲームフェスティバル2017