駆け引きの逆ババ抜き『ミツバチマッチ+』、10月28日発売
アークライトは10月28日、スイッチゲームズのレーベルで、女王バチを守るカードゲーム『ミツバチマッチ+』を発売する。ゲームデザイン・たま々、イラスト・ぷっち、グラフィック・ことり寧子、3~5人用、6歳以上、10分、2000円(税別)。
ニコニコ動画内で自作ゲームを紹介するイベント「ニコニコ自作ゲームフェス」5で協賛賞の「ゲームマーケット賞」(ゲームマーケット大賞とは別)を受賞し、製品化されたゲーム。誰でもすぐ楽しめ、独自の面白さがあり、繰り返し遊びたくなるゲームと評価された。初版はゲームマーケット2015秋に出展され、評価数4位と大きく注目された。
カードを全員に配り、自分の番にはほかのプレイヤー(誰でもよい)の手札から1枚引いてペアになったら捨てる。これを繰り返して手札が女王バチ1枚になったら勝つという逆ババ抜きゲーム。手札を小さい順に並べなければいけないルールと、特殊効果のあるカードで駆け引きと大逆転が生まれる。
かわいいイラストも見どころで、ファミリーやパーティーで楽しめるカードゲーム。ゲームマーケットで販売された初版から、拡張カードが加わっている。
内容物:基本カード22枚、拡張カード11枚、効果確認用カード6枚、ハチミツトークン11個、説明書1枚(カードはすべて57×88㎜)
イノシュピール2017ノミネート発表
エッセン市(ドイツ)はエッセン・シュピールの主催であるフリードヘルム・メルツ社と共同で今年から、革新的なボードゲームを表彰する新しいゲーム賞「イノシュピール(innoSPIEL)」を制定し、ノミネート3タイトルを発表した。この中から10月25日、エッセン・シュピールの前夜祭に受賞作が発表される。
ボードゲームの市場が年々拡大し、1000タイトル以上の新作が発売される中、革新的なボードゲームに光を当て、信頼できるガイドとすると共に、品質と革新性に光を当てるねらい。今年の審査員にはドイツの地方ボードゲーム祭主催者、ボードゲーム評論家、ボードゲーム雑誌編集者、ボードゲームポッドキャスター、ボードゲームショップ店長、ボードゲームニュースサイト管理人の7名が当たった。
記念すべき第1回目のノミネート作品はゲームのたびに新しいルールが加わる『フルーツジュース』、最初はプレイヤーカラーが決まっていない『リンク』、プレイ中はしゃべってはいけない『マジックメイズ』の3タイトル。いずれも従来のゲームにはない革新性をもつだけでなく、重量級ゲームが上位を占めるドイツゲーム賞に比べてプレイ時間の短い作品が並ぶ。
この賞の制定に伴い、昨年までエッセン市が表彰していた金の羽根・模範ルール賞は今年からなくなっている。
ノミネート3タイトルのうち、『マジックメイズ』はヘムズ・ユニバーサルゲームズから日本語版が発売済み。『リンク』は輸入版が各ショップにて入手可能で、『フルーツジュース』はアークライトが日本語版を制作中(発売日未定)となっている。
【イノシュピール2017候補作品】
・フルーツジュース(Fabelsaft / F.フリーゼ / 2Fシュピーレ)
・リンク(Lyngk / K.ブルム / フッフ!)
・マジックメイズ(Magic Maze / K.ラップ / ペガサス)
・Internationale Spieltage SPIEL’17:innoSPIEL