ニュルンベルク’16新作情報:アミーゴ

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ニュルンベルク国際玩具見本市(Spielwarenmesse Nürnberg)は、毎年2月にドイツで開かれるおもちゃショーです。ボードゲームの分野では、大手出版社がファミリー向けの新作を発表します。今年は1月27日(水)から2月1日(月)まで、6日間にわたって開催されます。10月のエッセン・シュピールとは違って業者限定の催しで、一般の愛好者は入場できません。
当サイトでは、ここで発表される予定の新作を、出版社ごとに紹介します。邦題は直訳で、日本で発売されるときには別のタイトルになる可能性があります。
タオ(Dao)
A.ホップウッド作、2~6人用、8歳以上、15分。
「タオ(道)」は中国語で正しい道を意味します。安全な道を行くならば場札からカードを取りましょう。運を試すならカードをめくって場札に加えましょう。でも場札の数字が12を超えると、全部取らなければならなくなります。ただし、直前の場札と同じ数字をめくったらセーフです。ゲーム終了時には1色だけ得点にでき、残りの色は全て失点になってしまいます。最も特典の多いプレイヤーが勝利します。

興奮中(Unter Spannung)
C.ホフマイヤー作、2~4人用、8歳以上、15分。
全員同時プレイのゲームです。自分のカードを場に出しきることが目標です。各自の山札から4枚の手札をもち、最初の1枚を置いてスタート。場の一番上のカードで、次に出せるカードが決まります。出せるカードは2つで、例えば5+/-3だったら、8か2を出すことができます。11を超える場合は1の位だけを見ますので、9+/-2の次は、7か1を出すことができます。カードを出したら、山札からカードを引きます。最後の1枚は、数字に関係なく裏にして出すことができ、そのカードを出したプレイヤーが勝者となります。

スピードダイス(Speed Dice)
H.シャフィール作、2~4人用、10歳以上、15分。
自分がもっている8つのアルファベットダイスから7つを組み合わせて、単語を作るゲーム。全員同時にダイスを1回だけ振って、出た目で単語を作ります。1つの単語でもかまいませんし、クロスワード状に縦横の列を重ねてつくってもかまいません。ニコニコマークはジョーカーで、何のアルファベットの代わりにでもなります。残りの1つは中央の箱に入れて、最初に入れた人がトロフィーをもらいます。最初に3回1位を取ったプレイヤーの勝利です。

袋取り(Schnapp den Sack)
W.クラマー作、2~5人用、8歳以上、15分。
めくったカードと、場に並んだカードで、数字チップと同じ数の袋があるかを素早く確認します。あれば中央の袋を素早く取り、場札をもらうことができます。一番多くカードを集めたプレイヤーの勝利です。自分の番には、自分の山札から1枚、素早くめくって場に置きます。そこで全員一斉に条件を満たす列があるかを確認します。カードは種類ごとに、列に加えることもできますし、列の上に置くこともできます。例えば数字チップが6で、1,1,2という列に3のカードを引いたら、1の上にカードを置くと1,3,2となり袋を取ることができるようになります。

大食いのフローリ(Flori Vielfraß)
B.ヴェーバー作、2~4人用、4歳以上、15分。
色とりどりのパーツでできたイモムシを、カラーダイスで進めます。最後尾のコマがカラーダイスに対応する色だったら、そのコマを一番先に移動できます(A.ランドルフの『イモムシイモムシ』の原理です)。移動先にエサがあり、これを食べるとイモムシの体が伸びます。ゴールにあるエサを最初に食べたイモムシの勝利です。

建築ブーム(Bauboom)
A.フリッチェ作、2~4人用、4歳以上、15分。
ダイスでコースを回って、自分の建築計画に沿った建材を集めるゲーム。建設はピラミッド状に行われるため、下の段から集めなければなりません。コースには、獲得した建材をコンテナに返さなければならない「アリクイ」、そのコンテナから建材を取れる「テントウムシ」のマスがあります。最初に建材を全部集めたプレイヤーの勝利です。

クイドラー・ジュニア(Quiddler Junior)
M.J.ファルコ作、1~6人用、8歳以上、30分。
手札のアルファベットカードを組み合わせて単語を作るワードゲーム。一番長い単語を作った人にはボーナスがあります。6ラウンドで最も得点の高いプレイヤーが勝者となります。単語を思い浮かばない子どものために、カードに単語のヒントがあります(ドイツ語)。

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