来年への覚書として記録したものだが、次回参加を検討している方の参考になれば幸いである。なお次回は2026年10月22~25日という日程がシュピール運営から発表されている。

ホテル
Booking.comで価格と場所を比べて予約。遅くなると1週間通しのホテルがなくなってしまうので、早い人は前年から取っている。直前までキャンセル料無料(代金はいったん支払う)のところを確保しておいて、もっと安いホテルが見つかったら乗り換える作戦だ。
エッセン市内のホテルはメッセ期間中だけ軒並み値上げし、円安に加えて今年からは宿泊税として5%がかけられるようになったので、1泊2万円代で泊まれれば御の字、3~4万円ぐらいは見ておいた方がよい。
グループならAirbnbによるシェアアパート利用という手もあるが、物件は以前ほど多くなく、しかも先方からのドタキャンがあるので怖い。またエッセン市外のデュースブルク、ボーフム、ゲルゼンキルヘン、ミュールハイムあたりに宿を取れば割安だが、エッセン中央駅から会場行きの地下鉄に乗り換えることになるので、時間がかかる上に朝の大混雑を覚悟しなければならない。
飛行機
6月頃、HISで予約。今年はエアチャイナ/中国国際航空、羽田発、北京乗換、フランクフルト行きで諸税・サーチャージ込み往復14万円。これまでで最安レベルある。乗り換えもよく、ロシア上空を飛ぶので早い。北京~フランクフルトは約10時間で着くので、北京でちょっと休憩して、あとは寝ているとトイレに行く間もないくらいだ。食事も中華料理で美味しい。国内便と違って早ければ安いというわけでもなく、売り出し時期も航空会社によって違うので、定期的にサイトを見ておくとよい。

シュピール入場券
ホテルと飛行機まで予約して、会場に入れないのは悲しすぎる。7月中に販売申込サイトが開くので速攻で申し込み。昨年から1日あたりの販売上限が設けられたため、数週間から数日前までに順次売り切れるようになった。そもそもオンライン販売のみなので、売り切れなくても当日に会場で購入することはできない。4日通し券は今年からなくなり、1日券23.50ユーロ(早割22.50ユーロ)を行く日の分だけ購入する。
入場時にはチケットのQRコードを係員に提示する。紙に印刷してもよいが、シュピールアプリ(iPhone/Android)にダウンロードしておくと探さないで済む。シュピールアプリは毎日データ更新され、新作・ブース・イベントをチェックするのにも便利だ。
鉄道
発着がデュッセルドルフ空港ならば近いのであまり心配ないが、フランクフルト空港の場合は特急ICEの運休や遅延を見込んで、+1時間ぐらいの余裕を持っておいた方がよい。ドイツ鉄道の遠距離列車定刻率は昨年64.5%と最低を記録した。3本に1本は遅れる計算である。
エッセン中央駅から会場行きの地下鉄U11線は朝どころか午前いっぱい整列入場がかかるので、8時台に行くか(開場は10時)、ひとつ前の「Hirschlandplatz」駅まで5分ほど歩いて乗るのがおすすめ。
最安値でチケットを購入でき、突然の運休や遅延がリアルタイムでわかるDB Navigatorアプリ(iPhone/Android)と、地下鉄の切符をいちいち買わなくてよくなるVRR・eezyチケットアプリ(iPhone/Android)が便利。

食事
ホテルの朝食と会場の出店はやたら高いので、スーパーやパン屋さんで調達しておくとよい。日本からカップラーメンやドリップコーヒーなどをもっていけば節約にもなるし、口に合うものを食べられる。
夜は日本人同士あちこちで夕食会を行っているので、知り合いを伝手に参加すれば楽しい交流ができるだろう。ドイツのほか、ギリシャ、アラビア、アフガンなど日本では珍しいレストランがあり、美味しいビールが飲める。

服装
10月下旬のドイツの外気温はだいたい10度前後。今年は雨模様の日が多かった。しかし会場内は人いきれで温かく、荷物をもって歩き回るので汗ばむくらい。クロークにコートを預けられるので、外は厚着で中は薄着にするか、中間をとって秋ぐらいの服装でいくか。スーツケースにボードゲームを入れるスペースを確保するには後者がよい。
観光で外歩きをするならばネックウォーマー、セーター、手袋などあったほうがよいが、宿と会場を往復するぐらいならば不要である。傘はあったほうがよい。
現金
少額からカード払いができるため現金を使う場面は少なく、屋台でちょっと買うときや、夕食会で割り勘するときぐらい。会場内でゲームを買うときもカード払いが多い。それどころか、カードのみ可というところも。円安のご時世、ユーロを余らせるのはもったいないので両替はほどほどに。
サウナ
メッセ会場の裏手にあるグルーガ公園テルメにはサウナと温水プールがあり、時差ボケや疲れを回復できる。営業時間は9:00~22:00(金土は~23:00、日は~19:00)入場料は平日2時間26ユーロ~、土日2時間28ユーロ~。バスローブは7ユーロ、バスタオルは6ユーロ。タオルは小さくてもよいので持参してバスローブは借りるのがよい。
温度別にいくつもサウナがあり、激熱のアウスグースもある。月曜だけ女性専用で、それ以外は混浴。移動中はバスローブを着るが、サウナやプールの中では脱がなければならない。市内にはゲイサウナもあったが見送り。

