遊びすぎて宿題が終わらない!
海水浴、お祭り、秘密基地作り、キャンプといったイベントをカレンダーに書き込んでいく日本のフリップ&ライトゲーム。宿題とうまく折り合いをつけて、充実した夏休みを過ごそう。
ゲームは4週にわたって行われる。手番にはイベントカードの山札をめくって、そのイベントで発生する「充実ポイント」や、獲得できる「称号」を確認する。そしてそのイベントを何曜日に入れるかを手番プレイヤーが決める。
曜日が決まったら、各プレイヤーはそのイベントに参加するかどうかを一斉に挙手で発表。参加することにしたら、自分のカレンダーシートに書き込む。例えば「海水浴」は2日間にわたり、男女混合で参加したほうが得点が高い。
さらに参加者はハートマークが与えられ、もう1枚のひみつシートで一緒にイベントに参加した人に振り分けられる。
イベントは1週間に6回ある。全部を入れることはできず、ほかの人のスケジュールを見て曜日を決めることが大事。さもないと1人しか参加できず寂しいことになりかねない(その場合は「称号」がもらえることも)。
さらに、1週間が終わるごとに、予定を入れなかった日にどれくらいの宿題ができたかをダイスで決める。毎日遊びまくっていると、最終週に宿題が終わらず、充実ポイントを大きく減点されることになるから注意だ。
4週が終わったら、ハートマークのマジョリティや称号の数でボーナスを入れ、終わらなかった宿題は減点されて、充実ポイントの最も多い人が勝者となる。
4人プレイで30分ぐらい。テーマが親しみやすいので会話も弾む。「週末にボードゲーム会どう?」「ごめん、里帰りしてて無理」「海水浴から帰ってすぐプールに行くってどうなの?」充実ポイントだけでなく、イベントの好き嫌いもある。最終週の「ヒー! 宿題が終ーわーらーなーいー!」も忠実に再現されており、懐かしいあの日が甦ってくる。
なつめも
ゲームデザイン・宮野華也/イラスト・Riyo, Shingetsuryu
2~6人用/8歳以上/30~45分