アークライトは9月6日、牧場の陣取りゲーム『それはオレの牧場だ!(Battle Sheep)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・F.ロッタ、イラスト・A.フェマーシュトラント、2~4人用、7歳以上、15分、3800円(税別)。
オリジナルは2010年にジャクトアレア社(フランス)から発売された『スプリッツ(Splits)』というアブストラクトゲーム。これを2013年にブルーオレンジゲームズ(フランス)が牧場の羊というテーマをのせてリメイク。翌年、ドイツ語版がドイツ年間ゲーム大賞の推薦リストに入った。『それはオレの魚だ!(2003年)』とプレイ感が似ているが、デザイナーもオリジナルの出版社も別。日本では輸入版が『バトルシープ』という邦題で流通したことがある。
はじめにタイルを並べて今回の舞台となる牧場を作る。1枚のタイルは4マスの六角形からなり、穴だらけの牧場にしても、広がりのある牧場にしてもよい。自分の色のヒツジコマを重ねて、ボードの端の好きなところに置いたらスタート。
自分の番には、重なったヒツジコマを好きな枚数で分割し、その分割した何枚かを一直線上に障害物にぶつかるまで移動する。残った何枚かはそのマスにおいていく。こうして羊の群れがあちこちに広がっていくことになる。順番に行って、移動できるマスがなくなるまで続け、より多くのマスを自分の色の羊で占有できた人の勝つ。
相手の群れの進行を妨害しつつ、最も広い牧草地を占領できるのはどのプレイヤーのヒツジか。大局観と先読み力が試される。ヒツジコマの重量感とセットアップの容易さで、長く遊び続けられるゲームだ。
内容物:牧草地タイル16枚、ヒツジコマ64個(4色×各16個)、ルール説明書1冊
TGiWレポート:バトルシープ(Voll Schaf)