放出ゲーム取引でわんこさん宅を訪問。放出ゲームの中から数点と、わんこさんおすすめのゲームをプレイしてきました。
マーブルすくいゲーム|ラックオー|スプリット|バランクス|フィルシーリッチ
マーブルすくいゲーム(Tolle Torte/StefanieRohner,Christian Wolf/Haba)
木のさじで箱の中に入っているマーブルをいち早くすくい、自分のお皿に移すゲーム。原題は「すごいトルテ」で、ケーキの上に色とりどりのアメをのせるゲームという訳です。カードをめくると、そこにはマーブルの色と数が指定されていて、それを見て一斉にマーブルをすくいます。4人でやると、さじ同士が衝突して思ったよりもシビアな戦いになります。
マーブルをすくったさじにわざとぶつけて落とすというような大人気ない行為は止めたいと思いました。でも子供だったらそうはいかないだろうな…ああ、マーブルを落とされて泣く子供の声が聞こえてくる…。
ラックオー(Rack-O/MB)
カードを交換しながら数の小さい順に早く並べるゲーム。手番には山札か捨て札から取って自分のカードどれか1枚と交換します。小さい数字は手前に、大きい数字は後ろに入れていきますが、中途半端な数字はどこに入れるか山勘と若干のカウンティングで決めなければなりません。また、山札に捨てるときに相手にとって格好のカードにならないように気をつけるという点も忘れてはいけないと思います。引きに左右されるところが多いのですが、テンポが良くて2人ゲームとしても重宝しそうです。
スプリット(Split/David Hoyt/Hasbro)
トランプのカードを絵合わせしながらコマをボードに置き、端から端までつなげるゲーム。カードはトランプを上下に切り離した絵になっています。同じ数字同士をそろえればコマを1つ、色も合っていれば2つ、マークも完全に一致していれば2つ置いて相手のを1つ取り去ります。置くときにはボードの対応するマークにしか置けないので、どのマークを狙ってつなげるかがポイントです。しかし手札のよしあしにとても左右されました。
バランクス(Balanx/Kris Burm/Fun Connection)
左右に傾く台の上で、自分の色のマーブルを早く自陣に返すアブストラクトゲーム。「ギプフ」「タムスク」「ゼヘツ」「ドヴォン」のブルム作。
手番になったら台を自分の側に傾けてからマーブルをひとつ移動します。マーブルが隣り合っていれば飛び越して移動することもできます。相手のマーブルにあまり飛び越されないよう注意しながら、さくさくと自分のマーブルを返すことがポイントです。
アブストラクトというと将棋のように気の抜けない先読みの必要な展開になりがちですが、おしゃべりをしながらだらだらやるのも面白いと思いました。
フィルシーリッチ(Filthy Rich/Richard Garfield/Wizardsof the Coast)
通りに看板を出して客を集めるゲーム。「ロボラリー」のガーフィールド作。このゲームの大きな特徴は、ファイル状のボードです。1ページから4ページまであり、それぞれに看板カードを入れられるようになっています。ダイスを振ってページが替わると、より上のページの同じ個所に看板がある場合、下の看板は隠れてしまってお金が入らなくなります。そのつくりにまず感激。
手番にはカードをプレイして看板を出したり、アクションをしたりしてから、ダイスを振ります。10面ダイスの目で自分の看板の出ている場所が出たら、客が来たことになりお金をもらえます。なお0の目が出たら税金を納めます。お金が貯まったら贅沢品を購入します。誰かが3つの贅沢品を買ったらゲーム終了で、いちばん高価な贅沢品を集めたプレイヤーの勝利です。
「ダイスで出た看板が燃える」など、破壊的なアクションカードがあったりしてゲームは派手ですが、ダイスひとつで看板を持つ者はどんどん裕福になり、持たない者は借金づけになってあっという間に貧富の差が広がるあたり、アメリカゲームだなと思いました。