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海に潜って魚の生態を研究『フィンスパン』日本語版、3月28日発売

アークライトゲームズは3月28日、『フィンスパン(Finspan)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:D.ゴードン&M.オコネル、イラスト:A.M.M.ハラミーヨ&M.シューマッハ、1~5人用、10歳以上、45~60分、7700円(税込)。

『ワイアームスパン』に続く『ウイングスパン』派生作品第2弾。ストーンマイアーゲームズから世界同時発売となる。今度のテーマは魚で、卵を孵化させ、群れに成長させる。

手番には、「魚の発見」(コストを支払い、自分の海洋ボードの適した場所にカードを配置する)か、「魚の研究」(3種のダイビングスポットから1列を選んで潜水し、配置した魚からボーナスを獲得する)かを行う。6手番で1週間(ラウンド)が終了し、対応する業績タイルの達成数によって得点。4週間でゲーム終了となり、配置した魚の得点や終了時ボーナスなどを加えて、点数の一番高い人の勝利となる。

海洋生物学者が監修した魚カード135枚には、実際に各地の海に生息する種が描かれ、生態を再現した効果や、生物学的豆知識なども掲載。魚は発光、発電、カモフラージュ、毒、肉食などの特性があり、捕食や業績タイルで参照する。

「より遊びやすく」をコンセプトにして準備は5分、プレイ時間も従来作よりも短め。資源は「卵/幼魚」トークンと「群れ」トークンの2種類に統一され、カードの効果テキストもシンプルなものになっている。ソロプレイ用のオートマルールあり。

内容物:ルール説明書 1冊、ノートマ説明書 1冊、海洋マット 5枚、業績ボード 1枚、業績タイル 9枚、魚カード 125枚、初期魚カード 10枚、潜水士コマ 30個、卵/幼魚トークン 90枚、群れトークン 40枚、スタートプレイヤーマーカー 1個、週マーカー 1個、早見表 5枚、点数記録シート 1冊、ノートマ決定カード 7枚、ラヴェルモード得点カード 6枚、ノートマ業績カード 3枚、 プレイヤー用早見表カード 1枚(カードサイズ:57×87mm)


(写真は英語版)

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書籍『サイコロだけで遊べる世界のゲーム』2月14日発売

山と渓谷社は2月14日、書籍『サイコロだけで遊べる世界のゲーム』を発売する。監修:高橋浩徳(大阪商業大学アミューズメント産業研究所)、A5判144ページ、1760円(税込)。

日本人にとって馴染み深い「ちょうはん」「ちんちろりん」「ちょぼいち」から、「シャット・ザ・ボックス(ヨーロッパ各国)」「コロネット(イギリス)」「ボービン(中国・台湾)」「カチョ(ボリビアなど南米)」「ハーツ(アメリカ)」などなど世界各国のダイスゲームを紹介。小さな子どもと一緒に遊べるゲームから、大人も頭を使う「運だけに頼らない奥深さ」を備えたゲームまで、ボードゲームの歴史や世界の文化に触れられる。

ダイスゲーム専門の書籍としてはクニツィアの『ダイスゲーム百科』(スモール出版、2015)以来。著者の高橋氏は90年代からボードゲームカタログ雑誌を執筆しており、『伝統ゲーム大事典 ―子どもから大人まであそべる世界の遊戯―』などの著書もある。

目次
第1章 サイコロだけでお手軽ゲーム
ピッグ(不明)/ローテーション(ヨーロッパ各国)/ちょうはん(日本)/フィフティー(不明)/バンコ(アメリカ)/ヤンキーグラブ(ヨーロッパ各国)/ヨイド(日本)/船と船長と船員(ヨーロッパ各国)/ファークル(アメリカ)/ボービン(中国・台湾)/ほか

第2章 小さなくふうでもっと楽しくゲーム
コロネット(イギリス)/ペニー・ドロップ(ヨーロッパ各国)/ちょぼいち(日本)/幸運の家(ドイツ)/ジャックポット(不明)/シャット・ザ・ボックス(ヨーロッパ各国)/センテニアル(ヨーロッパ各国)/大小(中国)/カチョ(ボリビアなど南米)/ほか

第3章 道具を手作りして楽しいゲーム
旗源平(日本)/エル・タブレロ・デ・ヘスス(スペイン)/じょうげんちゅう(中国)/キュビレーテ(不明)/ハーツ(アメリカ)

山と渓谷社:サイコロだけで遊べる世界のゲーム