資源を輸送して加工『トロッコタウン』11月22日発売
ピチカートデザインは11月22日、「JELLY JELLY GAMES」のレーベルで『トロッコタウン(Minecart Town)』を発売する。ゲームデザイン:Shun&AYA(Studio GG)、アートワーク:別府さい、1〜4人用、10歳以上、30〜60分、5940円(税込)。ゲームマーケット2024秋にて先行販売される。
Studio GGがゲームマーケット2023春に発表し、TGiW新作評価アンケートで7位・評価数最多、ゴールデンボックス賞ゲームデザイン部門ノミネートなど、高い評価を得た『マイトロッコタウン』のリメイク。アートワークは別府さい氏が担当し、建物の効果や準備・補充方法などを大幅に見直した。英語版はキックスターターで資金募集され、448人が出資している。資源を生産し、線路を引いて輸送し、加工して勝利点にするタイル配置ゲーム。
木を生産する「森」と石を生産する「山」からスタート。毎ラウンド、生産施設に資源キューブが置かれ、資源を使って線路や建物を建設し、生産施設と加工施設を線路でつないで資源を輸送する。輸送すると別の資源や勝利点に変わり、4ラウンドで勝利点を競う。
建物の種類は豊富で、ランダムに登場するためゲームごとに展開や作戦が変わる。最初は生産できない麦、羊、炭をどうやって手に入れ、過不足なく活用して勝利点に結びつけていくには、どの建物を作ればよいか? 他プレイヤーもほしいので早く取らなければいけないのはどの建物か? ユーロ味あふれる中量級作品が、より遊びやすく、建物のバラエティもアップして再登場だ。
内容物:ボード 1枚、基本建物タイル 4枚、スタートプレイヤータイル 1枚、ラウンドタイル 1枚、資源コマ 135個(木 30個、石 25個、麦 30個、炭 20個、羊 30個)、輸送タイル 44枚(直線 16枚、曲線 28枚)
需要と供給のバランスを操作『フューチャー・インク』日本語版、12月上旬発売
ForGamesは12月上旬、『フューチャー・インク(Future Inc.)』日本語版を発売する。ゲームデザイン:H.キャリオン、アートワーク:ドッサムスタジオ、2~4人用、10歳以上、45分、2860円(税込)。ゲームマーケット2024秋にて先行販売される。
DMZゲームズ(スペイン)から2023年に発売された近未来の工業マネージメントゲーム。競合他社に注意をはらいつつ、市場の需要に応じて最適な工場に投資し、在庫を高値で売り抜く。
手番には場のカードを取って工場を建設するか、収入を得るか、製品価格を上下させる。工場建設にはお金のほか、4種類の製品も必要であり、自前で調達できないときは市場から購入しなければならない。これによって、市場で各製品の需要が増加する。
これを3回行ったら、イベントカードによる追加需要を加えた後、工場で生産された製品の販売を行う。ここでは製品価格の低いプレイヤーから販売し、販売するたびに需要マーカーが下がり、需要がなくなったらもう販売できなくなる。これと5ラウンド行い、最も稼いだプレイヤーが勝者となる。
各製品の需要と価格を操作して、工場を安価で増やし、適正価格で売り抜けよう。需給のバランス取り、工場への投資と拡大再生産、運営資金のやりくりといった悩ましさが小箱にぎゅっと詰まっている。
内容物:工場カード 66枚、イベントカード 18枚、タブレット 4枚、メインボード 1枚、需要マーカー 4個、フェイズマーカー 1個、ラウンドマーカー 1個、資金マーカー 4個、資金トークン 6個、スタートプレイヤーマーカー 1個、早見表カード 8枚