すごく面白かったはずのゲームが、後日違うメンバーで遊ぶと途端に色褪せてしまうことがある。あれは錯覚だったのか?
メンバーによってゲームの楽しさが全く違うことは、愛好者なら誰でも経験することだろう。だからこそ、そのメンバーにぴったりあったゲームをセレクトすることも大事なのだが、遊びたいゲームが次から次へと控えている今日この頃、メンバーを意識したセレクトばかりしていられないのも実情。そこで、どんなゲームでも、そのゲームの面白さを最大限に引き出すために、いつも一緒に遊びたい人がいる。
- ルール判定係
正しいルールで遊ばなければ正当な評価ができないのは道理。たったひとつのルールを見落としていたり、誤解していたせいでゲームにならないこともある。ゲームが終わってから分かっても後の祭り。正しいルールでもう1回しようと思っても時間がない。そこでゲーム全体を見ながら、このルールはおかしいんじゃないか?とすぐ見抜ける人、あるいはルールの記述が曖昧なとき、こう解釈したほうがよい、そうでなければおかしいと指摘できる人がほしい。実はかなりレア。 - やられキャラの盛り上げ役
自分をちょっと落として笑いを取り、そこを糸口にしてプレイヤーの一体感を作るムードメーカー。ボードゲームの醍醐味はシステムが生み出す効果だけではなく、ボードを取り囲むプレイヤーの喜怒哀楽にもあると思う。初対面でもあっさり皆の敷居を下げ、笑い、悔しさ、驚き、喜びなど、そういった感情を全員に引き起こさせるような人。実は場の空気を読める細心の気配りの人でもある。 - 遊び心や創造性に満ち溢れた人
ひとつひとつの手番の中にも、決められたことをただこなすのではなくて、奇手でも何でも、他の人の手に流されないで面白そうだと思ったらやってみる。それが思わぬゲームの魅力を開くこともあるだろうし、新しい驚きにつながるかもしれない。ゲームを制作したことのある人に多いタイプ。
こんな3人と卓を囲んだら、どんなゲームも評価が上がって他の人に参考にならないかもしれない。この3人は、私がもっていない性格である。ルールの解釈はうっかりなのに、プレイスタイルは寡黙。皆がやっている手に追随してしまうことも多い。こんな人になりたいものだ。
ホントその通りですね。私は1度プレイして少しでもひっかかりを感じたものは出来るだけ他のメンバーで再度プレイするようにしています。軽いゲームが好きなメンバー、重いゲームの好きなメンバー、マネージメント系が好きなメンバー、陣取り系が好きなメンバー・・・・・。やはりそのゲームとメンバーの相性が合えば一気に評価が上がることが多いですね。で、またお気に入りゲームが増えて家が狭くなると・・・(汗)。次々と出てくる新作ゲームも気になりますが、ひとつひとつのゲームの面白さを見落とすこと無く、しっかりと味わっていきたいものです。