土浦のKuさん宅で2時間ほどの小ゲーム会。ここには国内未紹介の旧作がごろごろしている。こういう中から面白いゲームを発見する喜びはひとしおであるが、そのかげには数多くのハズレに耐える辛抱強さも必要なのであった。それでも一攫千金を夢見て砂金を探すように、見たことのない箱に手を出してしまう。
4匹をボクに(Vier zu mir! / H.Baum & W.A.Lehmann / ASS, 1996)
カードに指示された動物を集めるゲーム。年間ゲーム大賞の子どもゲーム特別賞を受賞しています。
動物は1匹ずつ、バケツの中に隠れています。自分のバケツだけ、中身を見ることができます。配られたカードには、4匹の動物が描かれています。この4匹を集めればポイントになり、一番多くポイントを稼いだ人の勝ちです。
自分の番には誰かを指名して、動物の名前を言います。その人が持っていたら動物をもらうことができ、さらにまた指名して動物の名前を言うことができます。外れれば次の人。こうして動物を集めます。
ゲームが進むにつれて、誰がどの動物を持っているかだんだん判明してきます。その一方で昔の記憶が薄れてきます。たくさんいる動物の中でうまく感覚的に目星をつけていくのが大切です。
Kyoさんがたくさん動物を集めて優位を走るも、白紙さんが一気に集めて終了。記憶ゲームというのは子供ゲームの一大ジャンルですが、大人が気楽にやる分には楽しいものです。
スピリット(Spirit / A.Trieb / Mattel, 1990)
コマを伸び縮みさせながら進む、怪しさ満点のレースゲーム。スタート地点の橋から、ボードを1周します。コマは1マス分から最大16マス分まで大きくなることができ、大きくなると移動が早くなります。しかし途中渡る橋はあまり広くなく、そこでは縮まなければなりません。またコマ同士がぶつかると自動的に縮んでしまいます。こうしたコマの特性を考えながら伸びたり縮んだりを上手に繰り返して移動し、一番最初に1周することが目標です。
イベントカードで橋が移動したり、伸縮したりするのでなかなか渡れませんでした。2回移動カードがたくさん来たYaさんが1位。こういうゲームも、世の中にはあるものですねえと妙に感心しました。