自宅ゲーム会02/07/27

自宅ゲーム会02/07/27

 自宅にてゲーム会。茨城県内から4名(康さん、Kuさん、Seさん、Moさん)と友人Ni君、我々夫婦で最高7名という数になりました。暑くて思考力も鈍る中、運の要素が強め・対象年齢が低めの軽いゲームをたくさん遊びました。そもそも、プレイ可能人数が多いゲームは戦略の要素が低くなる傾向にあります。あまり悩まなかったので頭は疲れませんでしたが、あっさりしすぎた感じも否めません。夏らしいゲーム会だったと思います。

メルヘンの森でテントウムシの仮面舞踏会クマさん力持ち大追跡コプフ・クラーゲンホットポテトカポネザウバーカクテルピットマンマミーヤエメラルドタイタニック

メルヘンの森で(Im Maerchenwald/M. Nikisch/Adlung 2000)

メルヘンの森で2001年年間子供ゲーム大賞ノミネート作品(大賞はクロンダイク、もうひとつのノミネートはリュッセルバンデ)。全員が勝つか負けるかという協力ゲームです。
 設定はこんな感じです。

王女様が病気になりました。病気を治すためには、メルヘンの森から7つの魔法の道具を集めてこなければなりません。しかし森の中には魔女、盗っ人からす、同じ道具を探しているドワーフがいるのです。無事に道具を集めて城に帰れるでしょうか。

ゲームは神経衰弱のように、場札をめくっていきます。最初は魔法の鏡カードに示された魔法の道具を探します。探し当てれば次に探すべき道具がそのカードに指示されています。ハズレだった場合には、再び裏返しにします。こうして7つの道具を探して、最後に城カードを探し当てれば全員が勝ちです。
 しかし城に行き着く前に、ドワーフのカードを7枚めくってしまうと全員が負けになってしまいます。また、カードの場所を交換する魔女カード、すでに取った魔法の道具を奪われるカラスカードがあって、ちょっとてこずります。
 大人がやるので相談なし、担当地域なしにしました。ドワーフがガンガン出てきたときには焦りましたが、後半はどのカードがどこにあるかだんだん覚えてきたのでサクサク集まり、城も難なく見つかって勝利。絵柄が美しく、内容的にも大人も十分遊べるものでした。

10段階評価 康 Ku Se Ni Mo お 6 7 6 5.5 4 7 単なる神経衰弱ですが、よくまとまっていて軽く楽しく遊べると思います。(Kuさん)

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テントウムシの仮面舞踏会(Maskenball der Kaefer/P-P.Joopen/Selecta)

テントウムシ2002年年間子供ゲーム大賞受賞作品。テントウムシの背中の星をカラフルに化粧して舞踏会を開くゲーム。アリさんが来る前にテントウムシを舞踏会に送り込む協力ゲームです。
 はじめ8匹いるテントウムシの背中の星は1色です。これを他のテントウムシと交換してカラフルにします。5つの星が全部それぞれ別の色になったら、そのテントウムシはあがりで、舞踏会に行きます。
 手番にプレイヤーはルーレットを回します。ルーレットが花びらを指したらその色のテントウムシを他の花びらに持っていきます。そして、そこにいるテントウムシに近づけてみて、相性がよければ星の交換ができ、悪ければそこで手番終了です。
 相性のよしあしはどうやって決まるのかというと、テントウムシの口には磁石がついています。8匹のうち半分がN極で、もう半分がS極です。もちろん最初はどのテントウムシがどちらの極なのかわかりません。N極とS極ならテントウムシは「カチッ」とキスします。NとN、SとSだと「クルッ」とそっぽを向かれてしまいます。
 「AとBがそっぽを向いて、BとCがくっついたのだから、AとCはくっつくだろう」というふうに、次第にどのテントウムシが何極か予想がついてくるのですが、8匹もいると記憶が曖昧になってきて、大人でも結構悩みます。テントウムシ
 ルーレットが花びらと花びらの間にある葉っぱを指すと、アリさんが集まってきます。アリさんが集まる前に、テントウムシをカラフルにして舞踏会に送り出さなければなりません。
 皆けっこう間違えているうちに、アリさんがどんどん集まってきて全員敗北。磁石を使ったテントウムシの仕草といい、コンポーネントは申し分なく、また推理の要素があってゲーム性も高いと思いました。

10段階評価 康 Ku Se Ni Mo お 8 7 8 7 8 8 コンポーネントがきれいでよいと思います。(Kuさん)

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クマさん力持ち(Baerenstark/H.Meister/Goldsieber 2002)

クマさん2002年年間子供ゲーム大賞ノミネート作品。子供ゲームの大家ハインツ・マイスター作。重い荷物を持ったクマさんを、荷物が崩れないように移動させるバランスゲームです。
 手番にはダイスを振ってその数だけクマさんを移動します。移動先の草原に咲いている花の色の荷物を上に載せます。移動の途中や載せているときに荷物が崩れてしまったら、タイルを1枚もらいます。誰かが2回失敗したときに、一番失敗の少ない人が勝ちです。
 クマさんは必ず片手で、支えなしに持たなければなりません。荷物が多くなるとどんどん難易度が上がります。ダイスの「0」は、移動せずに荷物を載せればよいというラッキー目です。
 不良品ぽい緑の積み木(写真上から3つ目、形が斜め)があって、ゲームを白熱させました。ゲームは康さんと私が驚異の集中力でノーミス勝利。
 今年の年間子供ゲーム大賞ノミネート作品の中では最も対象年齢が低いように感じられました。

10段階評価 康 Ku Se Ni Mo お 6 5 6 6 7 5 よくあるタイプのゲームなので、可も不可もないです。翌日も遊びましたが、このときは驚くほど高く積みあがりました。もっとも、わたしはこの手のゲームは苦手なのですが。(緊張に耐えられないので。)(Kuさん)

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大追跡(Hochst Verdaechtig/M.Ludwig/Haba 2001)

大追跡2002年年間子供ゲーム大賞ノミネート作品。前後左右に傾くボードの上で犯人を捕まえるゲーム。
 手番にはダイス(1~3)を振ってその数だけボードを傾けることができます。ボードを傾けると、探偵と犯人が一斉に障害物のあるところまで移動します。何度か傾けて、自分の色の探偵で犯人を捕まえればカード(3点の大悪党から0点の無実の人)をもらえます。誰かが4枚カードを集めるとゲーム終了で、カードの点数を合計して高い人が勝ちます。
 大人はあまりやらないでしょうが、自分の手番に他の探偵が犯人を捕まえてしまうこともあります。そのときはその探偵の手柄になってしまいます。そうならないようにするのはもちろんのこと、次の手番に他の探偵が有利にならないように注意しながらボードをどちらに傾けるか考えなければなりません。ランドルフの「ハイパーロボット(レーシングロボット)」のような感覚です。
 犯人を捕まえたら、隣のプレイヤーがその探偵を遠くに飛ばします。探偵が一箇所にかたまってしまうとなかなか身動きが取りにくくなるなど、どこに置くかということも重要です。
 傾けられる回数はダイスで決まるので、自分が捕まえられないとわかったら、他の探偵の邪魔に走ります。特にリーチしている探偵は皆から邪魔されます。こうして大人が真面目にやるとなかなか決着がつかない展開となり、だれ気味になりました。結局4枚集めたKuさんが点数も高めで勝利。
 「あと2回で上がれる」と思っていてもダイスは1だったりします。またカードの枚数を集めても全員無実(0点)だったりします。今年の年間子供ゲーム大賞ノミネート作品の中では最も考えることが多いのですが、勝敗にこだわるほど運の要素も強いゲームです。

10段階評価 康 Ku Se Ni Mo お 7 7 7 5 2 6 コンポーネントはすばらしいのですが、大人同士で遊ぶと最善手の連続になり誰かがミスをするか、うまいタイミングでサイコロで3を出すか、という要素にゲームの勝敗が帰着してしまうのがもったいないと思いました。(Kuさん)

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コプフ・クラーゲン(Um Kopf und Kragen/S.Dorra/Berliner 1997)

ドーラのダイスゲーム。プレイヤーは25kgの金塊を集めることをめざします。ダイスでいい目を出せばチップを獲得できます。金塊は他のプレイヤーがチップ繰りに困って放出したものを競りで買い付けるという方法で集めます。つまり貧者から金にものいわせて吸い上げるというゲームで、ダイス目が悪いと勝ち上がる見込みがすぐになくなり、不評でした。
 ただしプレイ時間は短いのでダイス成金を楽しむというゲームだと考えれば、気楽で楽しいと思います。Seさんが6ゾロを連発して勝利。

10段階評価 康 Ku Se Ni Mo お 4 6 5 5 6 7 サイコロを振り合う楽しさはあるゲームだと思いますが、チップを抱え込んだプレイヤーの勢いを止めるのが難しいので、何らかの逆転手段があるとよかったと思います。(Kuさん)

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ホットポテト(Hot Potatoes/R.Knizia/Spielspass 2002)

ホットポテトクニツィアの最新ダイスゲーム。あっつあつのポテトを他プレイヤーの手に回していくゲーム。
 手番には2つのダイスを振って、ダイスで出た数だけポテトを回していきます。ダイスにはファイアーがあり、ポテトの温度もどんどん上がっていきます。温度計が「Hot!」のマークになったとき、自分の手の上にポテトがあるプレイヤーはヤケドをします。ヤケドをした分だけチップを捨てて、なくなったらリタイアです。
 ポテトには大ヤケドをしてしまう大ポテトと、小さいけれど数が多いので貯まると恐ろしい小ポテトがあります。また、片手だけダメージをなくせる手袋、ヤケドの治療ができるドリンクがあり、これもダイスでもらえます。
 すべてダイス次第というクニツィアらしさなど微塵もないゲームですが、それゆえに白熱します。特にポテトが一箇所にかたまってくるとそのプレイヤーは大いに焦ります。手が描かれたボードもリアルなので本当にヤケドをしているような気分になってきます。パーティーゲームとしてはなかなかいけるのではないかと思いました。ファイアーを出してしまうSeさんが5位、最後の回でポテトの塊が押し寄せた私がビリ。1位はドリンクで回復した康さんでした。

10段階評価 康 Ku Se Ni Mo お 7 6 6 7 7 6 シンプルなゲームですが、Kniziaらしさはあまり感じられませんねえ。(Kuさん)

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カポネ(Capone/M.Caines/Amigo 1994)

マフィアの抗争ゲーム。昔のゲームですが、Games We Playのベストゲーム投票では今もなお10位以内に入っています。
 各プレイヤーのマフィアには8人の構成員と8人のボディーガードがいます。これらを夜の街に送り込んで、店長にします。
 店には合法の店と非合法の店があります。最終目的は合法なお店に100万ドルの資金を出して繁盛させることにありますが、合法なお店はカタギですのであまり儲けられません。そこで非合法のお店でボロ儲けしたい訳ですが、そこは他のマフィアも同じことを考えています。非合法のお店は激戦区、力こそ正義の修羅地獄なのです。
 非合法のお店ではより強いマフィアがやってきたら最後、即殺です。次の日には港に沈められているという非道さです。
 こうした血で血を洗う抗争のなかで生き残るには、まず目立たないこと、そして余計な恨みを買わないことです。このあたり「ファミリービジネス」に通じるところがあります。一人だけ儲けていると皆に一斉に狙われますし、不必要に殺していると各人から狙われます。構成員が少なくなると儲けにくくなるため、暗殺は最低限にし小さい儲けを積み重ねていくということが大事です。
カポネ 勝者はこっそり50万ドルを貯めて一気に5ランク上げたMoさん。Kuさんは軽いジャブに対して機関銃掃射の仕返しを受け、序盤から沈んでしまいました。
 狙おうと思えば誰でも狙えるようになっているので、ひとりだけ集中砲火を浴びて沈むということも起こり得ます。そういうプレイヤーがリカバリーできないままゲームが長引くと苦しいと思います。直接攻撃が好きな方同士でやるにはもってこいのゲームです。

10段階評価 康 Ku Se Ni Mo お 7 7 7 7 8 6 個人攻撃ができるシステムはよいですが、序盤に勢力を失うとかなり苦しいです。いつも遊んでいる仲間とならばもっとアクティブに攻撃したと思いますが、今回のメンバーではやはり遠慮してしまいます。また、ゲーム終了条件を満たすまで長すぎるとも感じました。(Kuさん)

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ザウバーカクテル(Zauber Cocktail/A. Beenen/Kosmos 2001)

ザウバーカクテル魔法の道具を手早く交換して点数の高い魔法を作るゲーム。コスモスのシンプルゲームシリーズで昨年4作リリースされたうちのひとつです(あとは「エデン」「バリ」「グナーデンロス」)。
 手札がわたったら、一斉に交換を開始します。3人が交換終了を宣言するまで、いつでも、誰とでも、何度でも交換できます。また枚数制限もありません。価値の高い魔法の道具を、価値の低い道具数枚と交換するということもできます。
 交換が終わったら手札から2種類までカードを出して、点数を宣言します。一番点数の高いプレイヤーから、レシピカードにそってご褒美がもらえます(自分のコマを進める)。粗悪な魔法しかできなかったビリのプレイヤーはマイナスになります。
 手札はありったけを公開する必要はありません。これから増やしたいカードは温存して次のラウンドに繰り越すことができます。どのカードを出して、どのカードは温存するか、それはそのラウンドのご褒美や、他プレイヤーの状況などを考慮して決めます。カードを補充して次のラウンドになります。
 Kyさんが1位。ピットのような一斉に交換するスリルと、手札の選択という戦略性が相俟って、完成度の高いゲームになっていると思います。ただ惜しむらくは、魔法の道具で表現しづらいものが多く、交換のとき苦労するという点です。「ホワイトベリー」のことを「タピオカ」と言ったり、「ごはん」と言ったり、混乱しました。それはそれで面白かったのですが。

10段階評価 康 Ku Se Ni Mo Ky お 6 5 4 5 6 5 7

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ピット(Pit/Unknown/Parker 1991)

ピット往年の名作交渉ゲーム。ザウバーカクテルとどれくらい違うかを調べるためにプレイ。ブル・ベアあり。
 カードは次のラウンドに持ち越さないため、1回1回が勝負になります。そして交渉は内容ではなく枚数だけで行われるので、手軽でスピーディーです。その分テンポが速くなり、エキサイティングになります。戦略性はないものの(敢えてあげるならば、負けているときには枚数が少なくともWheats100を狙う、誰にどのカードが行っているのか把握しつつ交換するといったことはあります)、こういうゲームでは戦略性が必要ないという見方もあり、ザウバーカクテルよりもこちらに軍配をあげる人が多かったです。
 康さんが1位になりました。経験者は手札を並べ替える前にざっと見て、すぐに「2枚!」とか言える分だけ有利になります。Kuさんや私にとっては青春のゲームです。

10段階評価 康 Ku Se Ni Mo Ky お 6 8 5 7 7 3 7 両方とも一斉に交渉・交換するスタイルのゲームですが、自由度の高い交渉をするのなら全体のシステムがシンプルなピットの方がおもしろいと感じます。ザウバーカクテルはゲームの構成・理論を追求しすぎた頭でっかちなゲームという印象。自由交渉をさせながら得点やラウンドの終了タイミングを計算させることには無理があると思います。(Kuさん)

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マンマミーヤ(Mamma Mia!/U.Rosenberg/Abacus 1999)

マンマミーヤ記憶力をたよりにしてピザを完成させるゲーム。「ボーナンザ」のローゼンベルクのゲームとしては、「ボーナンザ」に次いで広く勧められる好ゲームです。
 プレイヤーは順々にトッピングカードとレシピカードを積み込んでいきます。トッピングカードが補充できなくなったら、山を裏返しにしてレシピカード通りにトッピングがあるか調べていきます。うまく揃えば点数になります。
 うまく頃合を見計らって、レシピカードを積み込んでいくことがポイントですが、記憶力がたよりといっても、トッピングカードが何枚入っているか正確に覚えていることなど到底できません。そこでおおまかに何となく覚えていくというスキルが必要になります。それと、トッピングが足りない場合は手札から出せるので、終盤手札にトッピングを各種揃えておくことも有効です。
 ゲームは康さんの勝利。集中力や記憶力が強い人が必ずしも勝てるとは限らないところにこのゲームのよさがあります。それでも、得意不得意・好き嫌いは出ると思いました。

10段階評価 康 Se Ni Mo Ky 8 7 6 7 7

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エメラルド(Emerald/R.Dorn/Abacus 2002)

エメラルドドラゴンの洞窟から金銀財宝を集めるゲーム。今年のニュルンベルク・トイフェアから少し遅れてアバクスから発表された最新作です。
 手番には自分のコマを進めて、ドラゴンの洞窟の中に入ったらお金か宝石を取ります。コマの進める数は、そのマスにいるコマの数です。つまりたくさんコマが集まるほど進める数が増え、自分のコマしかいなければ1マスしか進めません。
 洞窟の中ではドラゴンが徘徊しています。ドラゴンのエリアに入ったら、ダイスを振ってその数だけドラゴンを移動させ、同じマスになったプレイヤーはドラゴンに捕まります。お金を払えば釈放されますが、払わなければドラゴンのエサになってしまいます。
 こうしてお金か宝石をとりながら奥に進み、ドラゴンを通り過ぎてゴールすれば黄金のパンツ(?)がもらえます。4つのコマがゴールすればゲーム終了で、宝石をお金に換算して、最もお金を持っているプレイヤーの勝ちです。宝石は単体では安いですがたくさん持っていればボーナスになります。
 今回は5人プレイで、ひとり4つのコマを担当するので洞窟はたくさんのコマが押し寄せて大賑わいとなりました。まるで秘境にマナーの悪い団体の観光客がどっと押し寄せたような感じです。どさくさにまぎれて金銀財宝を集め、見張りに捕まったら賄賂を払って、まさにマナーの悪い観光客です。Ni君が果敢に奥地に進んで高い品を集め、1位。手軽なのは悪くないのですが、単調で大雑把な感じが否めませんでした。

10段階評価 康 Se Ni Mo お 6 4 5 4 4

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タイタニック―伝説―(Titanic – der Mythos/B.Naegele/Adlung 1998)

タイタニック沈んでいくタイタニック号から乗客をできるだけたくさん救い出すゲーム。たかのさんのレポートを見て買ってみた一品です。
 各プレイヤー1~9人の乗客カードを持ちます。一斉に1枚ずつ出して、乗客数の合計が救命ボートの定員を上回っていなければ、救助成功で点数が入ります。上回っていれば救助失敗で失点になります。
 途中船が爆発して定員にかかわらず救助が失敗する個所がひとつあり、そこでは失点が大きくなります。
 タイタニック号は前の方から沈んでいきます。8ラウンド後に船が全部沈んだところで、どれくら乗客を救助できたか点数を合計し、多い人の勝ちです。
 できれば他プレイヤーが低い乗客カードを出しているところで高い乗客カードを出したい訳ですが、前半はどれを出すべきか判断する手がかりがありません。一か八か出していくことになります。また、救命ボートのランクで点数が倍になるのですが、最初は伏せられているのでわかりません。その上、どの船の部分が爆発するかは4分の1の確率です。このように運の要素がかなり強いように思われました。その分、手軽に遊べるいいカードゲームだとは思いますが、物足りなさを感じるかもしれません。テーマは映画もあって、わかりやすいです。

10段階評価 康 Se Ni Mo お 4 5 5 6 7

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