グループSNE/cosaicは3月29日、鉄道ゲーム『スティーブンスン・ロケット(Stephenson’s Rocket)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・R.クニツィア、アートワーク・TANSAN、2~4人用、12歳以上、60分、4500円(税別)。
ライナー・クニツィアがデザインし、1999年にペガサスシュピーレ(ドイツ)から発売されたものをリメイク。プレイヤーは資産家として、1830年代のイングランド南部を舞台に鉄道会社の株式や、輸送物の利権、駅の建設、そして会社買収などあらゆる手段で影響力を争い、鉄道王を目指す。運の要素がない通好みの戦略ゲームだ。
手番には都市の産業チップを集めるか、駅舎を建てるか、線路を引くかの3つから2つを行います。産業チップ(鉄鋼・ビール・皮革・織物・乗客)集めるとその都市に線路が開通したときにお金になり、駅舎はそこに線路が通ると路線を支配でき、線路を引くとその路線の鉄道会社の株券がもらえ、将来の進路に口出しできるようになる。
鉄道会社ははじめ8つあり、プレイヤーはどの鉄道を伸ばしてもよい。鉄道がどれかの都市に着くたびに、産業チップや駅舎に応じて配当がもらえる。鉄道が延びて他の鉄道と隣接すると合併が起こり、巨大な鉄道網が形成され、争いは熾烈なものとなっていく。
将来性のない路線は頃合を見て合併したり、反対に合併を阻止するために路線をねじまげたりと、戦略は千変万化。終盤は詰めを誤ると順位の変動が激しく、細心の戦い方が必要となるだろう。簡単なルールと奥深い駆け引きによって、遊ぶほどに楽しい名作鉄道ゲームだ。