ルートを作って宝石を導く『インディゴ』日本語版、12月10日発売
オリジナルは2012年にラベンスバーガー社(ドイツ)から発売された作品。フランス年間ゲーム大賞ノミネート、オーストリアゲーム賞ファミリー部門ヒット、ドイツ年間ゲーム大賞推薦リストなどに選ばれている。ルートを作って宝石を移動させ、自分のゲートに導くタイル配置ゲーム。
ボードの周囲6ヶ所に黄色の宝石、中央に緑と青の宝石を置いてスタート。手番にはルートタイルを置いて、そのルートにつながる宝石があれば移動させる。こうして自分の「ゲート」まで移動させた宝石をゲット。全ての宝石がなくなったらゲーム終了で、獲得した宝石の得点合計で勝敗を決める。
冷静に状況を見きわめ、他のプレイヤーと協力したり勝ちそうなプレイヤーを邪魔したりすることも時には必要となる。1枚のタイルで大逆転もあり得る珠玉のルートビルディングゲームだ。
裏切り者入りトリックテイキング『シャーマンズ』日本語版、12月上旬発売
スタジオH(フランス)から今年発売されたメイフォロー正体隠匿系トリックテイキングゲーム。精霊界のバランスを守ろうとするシャーマンと、その中に潜んで世界を滅亡させようとするシャドウが熱い戦いを繰り広げる。
プレイヤーは毎ラウンド、ランダムに世界の調和を司るシャーマンか、世界を破滅に導くシャドウかが割り当てられる。リーダーから順にカードを1枚プレイし、フォローできれば世界は調和するが、フォローできないと破滅へとコマが進む。メイフォローのため、シャドウはフォローできるカードがないふりをして、破滅に導こうとする。
トリックの中でリーダーと同じ色で最小のカードをプレイした者には強力な宝物が与えられ、最大のカードをプレイした者はアクションができる。宝物はシャドウを倒す短剣や、破滅のコマを戻すポータルなどがあり、アクションでは他のプレイヤーと役割交換もある。
ラウンドが終わると勝利した陣営に得点が入り、役割を配り直して次のラウンドを行う。こうして規定点に達したプレイヤーの勝利となる。チーム戦ではあるが、個人の勝利を目指すため、ゲームが進むにつれて仲間内での駆け引きも生まれる。ラウンドごとに異なるドラマチックな展開が楽しめる作品だ。
内容物:中央ボード 1枚、遺物タイル 12枚、シャドウ・コマ 1個、スタート・プレイヤー・マーカー 1個、月食タイル 1枚、勝利ポイントトークン42個、カード 61枚