16枚のカードでデュエル『はらぺこバハムート』9月9日発売
オリジナルはStudio GGがゲームマーケット2015春に発表した『きょうあくなまもの』。ゲームマーケット2019秋でボドゲーマがステージ開催した制作者プレゼン大会「ボドコン!」に出場し、テーマを変更しての再版となった。
16枚のカードから、5枚ずつ手札を持ってスタート。手番にはカードを1枚引いて、2枚までプレイし、カードの効果を駆使して相手のライフチップをゼロにすることを目指す。
まものカードは自分の前に置かれ、除去されるまで毎回ダメージを与え続ける。相手のカード効果を回避したいときは「うちけしの書」チップを支払う。またタイトルにもなっている最強のまもの「はらぺこバハムート」は一気に相手のライフをゼロにできるが、単体では出せず呪文カードと一緒に出さなければならない。
こうしたカード効果のバリエーションと駆け引きから、たった16枚だけのカードでさまざまな展開が楽しめるミニマルな作品だ。
内容物:カード 16枚、チップ 14枚、説明書 1部
冒険者から宝を守れ!『らくがきダンジョン』日本語版、9月上旬発売
ダンジョンマスターとなって自分のダンジョンを作成し、他のプレイヤーの勇者を倒すフリップ&ライトゲーム。オリジナルはペガサスシュピーレ(ドイツ)から2020年に発売された。
ゲームはダンジョン建設フェイズ、冒険ルート作成フェイズ、ダンジョン防御フェイズに分かれる。ダンジョン建設フェイズでは、場に並んだカードから順番に1枚ずつ取って、そこに指示された壁・落とし穴・モンスターなどを用紙に書き込む。宝箱は直接描き込まず座標だけ記しておき、パワーアップではモンスターの強さを上げたり、落とし穴のダメージを増やしたりできる。
冒険ルート作成フェイズでは、こうして出来上がったダンジョンをそれぞれ左どなりのプレイヤーに回し、スタートからゴールまで勇者の移動ルートを書き込んでもらう。
ダンジョン防御フェイズでは再びダンジョンを持ち主に返し、実際に移動ルートに沿ってコマを進める。落とし穴に入ったらダメージを与え、モンスターに出会ったらダイスで戦闘する。モンスターが負けそうになったらアクションカードのアイテムを出して逆転も可能だ。
勇者に倒されなかったモンスターと、モンスターが守った宝箱が得点になるほか、勇者が途中で力尽きればボーナス点。生き残ればライフの分だけ失点となり、合計点の多い人が最強のダンジョンマスターとなる。
書き上げて終わりのフリップ&ライトゲームではなく、実際に勇者が通り抜ける攻防まで楽しめる作品。たくさんの罠を仕掛けて待ち伏せしよう。
内容物 正規ダンジョンシート 1冊(100枚)、10面ダイス 4個、カード 60枚、正規スコアシート 1冊(100枚)、プレイヤー早見表 1枚、正規ダンジョンテンプレート 4枚、勇者フィギュア 4つ、鉛筆削り 1つ、消しゴム 1つ、鉛筆4本 他
(写真は英語版)