路線配置からのレースゲーム『1号線で行こう!』日本語版、1月28日発売
美しいレンガの街並みに路線を引き、路面電車を走らせるタイル配置&レースゲーム。オリジナルは1995年にゴルトジーバー社(ドイツ)から発売され、メイフェアゲームズ(アメリカ)が『ストリートカー』というタイトルで英語版を発売している。ゴルトジーバー社で2010年にアートワークを一新した第2版を出しているが、今回は初版のイラストをベースに、フォーヴィンケル氏自身がコンポーネントのアートワークを一新した。
最初に各プレイヤーにはスタート駅と、途中の停留所が秘密裏に指示される。この路線ができるよう線路タイルを街ボードに配置するが、すでに既に置いてある線路タイルを他のものに交換することも可能。お互いの路線の推理と邪魔しあいが起こる。
路線が完成した人から、ダイスを振って路面電車コマをスタート駅から進める。途中の停留所では全て停車しなければならず、駅に着いたら上がりとなる。路線の完成が遅れた人でもダイス目が良ければ挽回できるため、ダイスロールにも力がこもる。
日本語版ではカードが裏面でわかるようにデザインを変更。線路タイルを入れる袋が付属するほか、停留所コマ、電車コマともに木製になった。また、停留所はアルファベットを変えるなど遊びやすさを追求。
さらにサイコロが2種類用意されており、サイコロの目に一喜一憂するシンプルなクラシックルールだけでなく、サイコロを振るか振らないかの判断に迫られるアニバーサリールールが加わった。発売から25年以上、こだわりぬいたリメイク作品だ。
内容物:ゲームボード 1枚、スタートカード 6枚、停留所カード 12枚、ダイス 2種類4個、袋 1枚、電車コマ 6個、停留所コマ 12個、線路タイル 126枚、説明書 1冊
1号線で行こう!(Linie 1 / Dorra / Rigoler, 2022)
密かに割り当てられた路線と停留所をタイルでつないで、終わった人からダイスで電車を走らせる。手探りの協力と妨害、最後のダイス運の盛り上がりと、ゴルトジーバー版から30年近く経っても色褪せないどころか、プリント木駒でさらに良くなった pic.twitter.com/bnvfclgcwf— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) January 29, 2024
『テラフォーミング・マーズ・カードゲーム:アレス・エクスペディション』日本語版、2月10日発売
愛好者による人気投票「日本版The One Hundred」で5年連続1位と、ダントツの人気を誇る『テラフォーミング・マーズ』がエンジンビルドのカードゲームになった。オリジナルはキックスターターを経て昨秋発売された。星間企業を受け持ち、火星を地球化(テラフォーミング)しつつ、誰よりも利益を得るべく奮闘する。
メカニクスはバリアブルフェイズで、開発・建設・アクション・生産・研究という5つのフェイズからこのラウンドでプレイしたいものを各プレイヤーが選び、誰かが選んだフェイズだけをプレイする(選んだプレイヤーには特典がある)。各フェイズは全員同時に処理することでプレイ時間を短縮できる。
ゲーム終了条件は『テラフォーミング・マーズ』と同じで海洋タイル9枚、酸素濃度14%、平均気温+8℃。最後は勝利点で勝敗を競う。
200枚以上のカードは全て新しいイラスト付き。1人用ルールと2人用協力モードがあり、人数に応じてさまざまな楽しみ方ができるようになっている。
内容物:火星ボード 1枚、企業カード 12枚、プロジェクト・カード 208枚、フェイズ・カード 20枚、資源キューブ 148個、プレイヤー・マーカー 52個、透明なマーカー 2個、海洋タイル 9枚、森林VPトークン 24個、フェイズ進行トークン 5個、プレイヤーボード 4枚、参照カード 4枚、ルール説明書 1冊、導入ガイド 1枚、仕切りカード 3枚、プロモーションカード 17枚(※カードサイズ 63.5×88.8mm)