- コロナ禍で空前のボードゲームブーム続く
ドイツ・ボードゲーム出版社協会は10月、2021年の売上が夏までで前年比+14%となっていることを発表した。コロナ前にも一桁台のパーセンテージで成長してきたが、2020年は+20%と二桁で急成長。今年になってさらに伸びており、コロナ禍によるステイホームでボードゲームの売上が増えていることが明らかになった。この傾向はドイツだけでなく、北米や日本でも報告されている。
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・当サイトのはてなブックマーク:マーケット - ゲームマーケットもシュピールも再開
昨年は大阪と春が中止となっていたゲームマーケットは大阪、春、秋と完全開催。史上初の中止となったエッセン・シュピールも無事に開催された。新型コロナの感染拡大が続き、参加者はコロナ前と比べていずれも大幅に減ったものの、電子チケットの事前販売や現地PCR検査など、厳重な感染防止対策が取られ、2年連続の中止は免れた。
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・ゲームマーケット2021春:参加者12500人
・シュピール’21:開幕 - タッシーニ、差別語使用で契約打ち切り
イタリアのボードゲームデザイナー、D.タッシーニ氏(『ツォルキン』や『マルコポーロの旅路』)が1月、黒人を差別する言葉を使用したとして、ボード&ダイス社やハンス・イム・グリュック社が契約を打ち切った。この事件もあって、奴隷制度や植民地主義を扱うボードゲームの見直しが業界全体で行われている。
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・ボード&ダイス社・ハンス社がタッシーニ氏打ち切り 差別語使用で
・ハンス社、『マルコポーロの旅路』の黒ダイスについて謝罪 - ボードゲームムック本がヒット
ぴあから8月にムック本『おとなが愉しむ ボードゲームの世界』がセブンイレブン限定で発売され、各店舗で売り切れが続出。重版がかかる異例の売れ行きを受けて、12月には扶桑社より『ボードゲーム総選挙2022』が発売されたほか、来春にも太田出版から新しいボードゲームムックが発売される予定となっている。
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・ぴあMOOK『おとなが愉しむ ボードゲームの世界』8月19日発売
・扶桑社よりムック『ボードゲーム総選挙2022』12月21日発売 - アスモデグループ、BGAとプランBゲームズを買収
数多くのボードゲーム制作会社を束ねるアスモデグループ(本社フランス)が、オンラインプレイサイト「ボードゲームアリーナ」を2月に、『アズール』などを出版するプランBゲームズを3月に買収した。プランBゲームズは、もともとアスモデグループの買収に対抗して設立された会社だったが、結局5年で呑み込まれることになった。
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・アスモデ社、ボードゲームアリーナを買収
・プランBゲームズ、アスモデグループに合併 - 日本人ゲームデザイナーの草分け鈴木銀一郎氏逝く
日本初のゲームデザイナーとして知られる鈴木銀一郎氏が1月6日、86歳で逝去した。ウォーゲーム「ワールドウォーゲームシリーズ」、『モンスターメーカー』シリーズ、さらに近年はユーロスタイルのゲームにも挑戦し、アナログゲーム一筋の人生を歩んだ。
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・鈴木銀一郎氏逝去、『モンスターメーカー』のデザイナー - SdJノミネート3作が全て協力ゲーム
5月に発表されたドイツ年間ゲーム大賞ノミネート作品で、史上初めて3タイトル(『ロビンフッドの冒険』『ミクロマクロ:クライムシティ』『ゾンビティーンズ:進化の鼓動』)全てが協力ゲームとなった。またエキスパートゲーム大賞にも協力ゲームの『パレオ』が選ばれた。選考委員会は「私たちは集団でなければ強くないことを学ぶ」と、コロナ禍での協力の必要性を説いている。
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・ドイツ年間ゲーム大賞2021ノミネート - ブシロードがカジュアルゲームブランド
TCGを得意とするブシロードグループが、非TCGブランド「TERIYAKI GAMES」を立ち上げ、10月に『ツッコミかるた』、12月に『サルゴリラチンパンジー♪』をリリースした。いずれも誰でも気軽に遊べるカジュアルゲームを標榜し、今後も新作を展開する模様だ。
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・ブシロードからカジュアルゲームブランド、第1弾は『ツッコミかるた』 - ボードゲームがドイツの無形文化遺産に
ドイツ・バイエルン州が9月、「ボードゲームの普及」を無形文化遺産に登録し、関連団体にニュルンベルクで認定証を交付した。バイエルン州はドイツでもボードゲームの盛んな地域だが、昨年にメルケル首相が普及団体に特別賞を授賞したことで「ボードゲームは単なる娯楽ではない」という認識が高まった。※ユネスコの認定ではありませんでした。詳しくは元記事をご覧ください。
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・「ボードゲームの普及」が無形文化遺産 ドイツ・バイエルン州 - アメリカTMG社が事実上倒産
『横濱紳商伝』はじめOKAZU Brandの英語版を数多く手掛けてきたテイスティー・ミンストレル・ゲームズ社が7月、収支赤字で事実上倒産したことが明らかになった。近年はキックスターターでデラックス版の製作に力を入れていたが、資金繰りが悪化した。
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・アメリカTMG社が事実上倒産 『横濱紳商伝』英語版などを出版