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シュピール’14:ツォッホ出版

コンポーネントの豪華さと、親しみやすいルールで定評のあるドイツの出版社です。
マングローヴィア(Mangrovia)
A.スヴェンソン作、2~5人用、10歳以上、60~90分。
カリブのマングローブ林を舞台に、小屋を建てるのによい場所を争います。小屋をたくさん建て、神聖な場所を取り、アミュレットを集めることで得点になります。
小屋を建てるには、「アクティブ」な土地の代金をちょうど支払わなくてはいけません。代金がカツカツになっていくこのゲームを制するには、アクション選択のタイミングが重要です。アクションを表す祭儀場マスを、ボートが移動しています。これによって、選択できるアクションの組み合わせが変わります。

ビースティーバー(Beasty Bar)
S.クロース作、2~4人用、8歳以上、20分。
動物たちが着飾ってナイトクラブ「ビースティーバー」に行きます。ほかの動物を押しのけて無事に入ることができるのは誰でしょうか。
動物カードを出して、一列に並べていきます。それぞれの動物には特殊能力があり、順序が変わります。動物が5匹になったとき、最初の2匹がナイトクラブに入り、最後の1匹はイエに帰らなければなりません。自分の動物をたくさんナイトクラブに入れたプレイヤーの勝利です。
バイトナイト(Bite Night)
R.ヴェッタリング作、3~4人用、8歳以上、20分。
アクションゲーム好きのためのカオスなゲームです。
まず、手札からカードを裏にして中央に重ねていきます。そして同時にタイルをめくり、必要な物を素早く取ります。ゲームの最後に、伏せておいたカードを公開して順番に処理し、タイルがどの組み合わせで何点になるか決まります。自分が出したカード通りにタイルを集めても、ほかのプレイヤーの出したカードでひっくり返されるかもしれません。
空飛ぶくつ下(Socken Pfeffern)
F.ベーベンロート作、2~4人用、6歳以上、45分。
おもりの入ったくつ下を投げてワッシャーの的に当てるアクションゲーム。アウトドアでもプレイすることができます。

スシゴー!(Sushi Go!)
P.W.ハーディング作、3~5人用、8歳以上、20分。
2013年にオーストラリアのアドベンチャーランドゲームズから発売されたカードゲームのドイツ語版。ドラフトで寿司ネタを集めて得点します。
TGiWレビュー:スシゴー!

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第2回チケットトゥライド世界選手権、オランダ代表が優勝

9月27日、パリのフランス・カードゲーム博物館(Musée Français de la Carte à Jouer)にて、第2回チケットトゥライド世界選手権が開かれた。世界27カ国の代表が熱戦を繰り広げ、オランダ代表のE.パウエルセン氏が優勝した。
チケットを集めて路線を引くボードゲーム『チケットトゥライド』の発売10周年を記念して、発売元のデイズ・オブ・ワンダー社が開催したもの。世界各国の予選を勝ち抜いた各国代表が参加し、日本からも7月に東京・渋谷で行われた日本選手権で優勝した村田大輔氏が参戦した(TGiWニュース)。
世界選手権はアメリカ、ヨーロッパ、アジアのマップで3回戦の予選が行われ、上位8名が決勝進出。準々決勝からはアメリカマップを使用し、1対1のトーナメント方式で戦われた。ロシア、アメリカ、ベルギー、オランダの代表が準決勝に進出し、アメリカ、オランダ代表が決勝へ。決勝ではオランダ代表のE.パウエルセン氏が勝利し、世界チャンピオンとなった。オランダ代表は5年前に行われた第1回世界選手権でも優勝しており、2回連続の優勝である。
優勝者には商品としてイースタン&オリエンタル・エクスプレスで巡るシンガポール・バンコク7泊8日ペア旅行がプレゼントされた。
アジアからは唯一の参戦となった日本代表の村田氏は17位。村田氏は、ヨーロッパ勢がほとんどだった参加者と比べ、ヨーロッパマップの経験値が不足していたと振り返っている。
次回のチケットトゥライド選手権は、発売元のデイズ・オブ・ワンダー社がアスモデ社に吸収されることもあり(TGiWニュース)、不透明な状況となっている。