イスラム中世都市の盛衰『メルフ』日本語版、9月30日発売
オスプレイゲームズ(イギリス)から一昨年発売された作品。デザインは『ラグーザ』『カリマラ』のロピアーノ(イタリア)。シルクロードの中継地点として12世紀に栄えたイスラム都市メルフ/メルヴ(トルクメニスタン)を舞台に、最も富と権力のある商人になることを目指す。
ゲームボードの中央には5×5マスのメルフ市内があり、その外周を時計回りに移動し、止まったマスから見て直線上の5マスから資源を獲得し、アクションを行う。市内に建物を建てつつ、交易をしたり、宮殿に従者を送り込んだり、図書館や寺院を活用して富を築く。
しかし、ゲーム終盤からモンゴル軍が街を襲撃するようになり、身代金が支払われないと建物を破壊してしまう。市壁の建設や兵士の派遣をすることで備えなければならない。3年間でメルフを発展させ、最も多く得点したプレイヤーの勝利となる。
メルフに実在した施設やモンゴル軍の襲撃などは史実を基にしており、香辛料を集めたり、ラクダを交換に使用したりと、当時を思わせる要素もたっぷり。また、ソロゲームで汚職裁判官と上級廷臣を相手に競い合うこともできる。
内容物:ゲーム盤 1枚、年度マーカー 1個、市壁コマ 20個、ラクダコマ 12個、建物コマ 36個、ディスク 40枚、資材キューブ 60個、プレイヤーコマ 4個、従者コマ 32個、隊商カード 24枚、契約カード 18枚、ソロゲーム用カード 6枚、敷地タイル 24枚、ラクダ市場タイル 1枚、名案タイル 16個、アップグレードタイル 10枚、得点タイル 4枚、巻物トークン 32個、物品トークン 48個、ルール説明書 1冊(※カードサイズ 小:44×67mm、大57×89mm)
アメリカで「カタンビール」のサブスクサービス
コロナ禍で大打撃を受けたニューヨーク近辺の飲食業を、サブスクリプション(定額会員制)で支援するプロジェクト「Table22」での商品化。「チャンピオン×カタンコレクション」と名付けられたこのシリーズは、カタンの地形に沿って、麦畑の白ビール、牧草地のライ麦ビール、鉱山の黒ビール、森林のIPA、丘陵地のアンバーエールなどが予定されている。
カタンをテーマにしたビールは、以前にもデンマークで”Trade, Build, Drink”と書かれたものが発売されたことがあったが、許可を得ていなかったため、このビールが初めての公式ライセンスビールとなる。
日本からは直接入手できないが、当サイトのツイートには「小麦いくつで交換できるんだろ」「おつまみに羊肉を木の串で串焼きにして土を練って焼いた皿に盛り鉄のフォークでどうだ」「麦を産出するごとに一杯やれるルールで遊びたい」などといったコメントが寄せられている。
カタンではないが昨年秋、JELLY JELLY CAFEの白坂氏が企画した「ボードゲームビール」がサッポロビールから発売されている。
・Champion Beverage Club feat. CATAN Beer Series
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— CATAN – Official (@settlersofcatan) September 10, 2021