『ザ・キー:ラッキーラマランドの妨害工作』日本語版、9月24日発売
『ザ・キー:岸壁荘の盗難事件』『ザ・キー:オークデールクラブ殺人事件』に続く、ハバ社(ドイツ)による推理ゲーム第3弾。オリジナルは2020年に発売され、今年のドイツ年間ゲーム大賞で推薦リストに入った。机の上に散らばるカードを早取りして断片的な目撃証言や証拠品を集め、テーマパークで起こったアトラクション同時故障未遂事件の真相を推理する。
「捜査開始!」の合図で、全員同時に真相究明の手掛かりになりそうなものを探して1枚ずつ確保していく。カードには「50歳未満の人物が使ったのは赤いペンチ」「ジェットコースターでの犯行は、バンパーカーより前」などの断片的な情報が書かれてあり、自分の手元の推理ボードに書き込んで真相究明の4要素〈犯人〉〈犯行日時〉〈犯行現場〉〈道具〉の正しい組み合わせを導く。
全員が捜査を終えたら、解決ボードと鍵を使って答え合わせ。正解だった人のうち、カードの〈有益情報度合い〉の合計が一番少なかった(より少ない手掛かりで真相にたどりついた)プレイヤーが勝利する。
難易度は第一作の『岸壁荘の盗難事件』と同じだが、靴裏から靴型を判定するためのミラーカードや、ショーのチケットの組み合わせがわかるタイムスケジュールなど、手間のかかる読み取りが追加される。事件の真相は何パターンかあってゲームごとに変わるため、繰り返し遊ぶことができる。
内容物:分析スクリーン 4枚、調査手帳 4冊、解決ボード 1枚、拭き取り付きマーカー 4本、木製の鍵 9本、ミラーカード 1枚、カード 190枚
依頼を達成して子オオカミ発見『アンドールの伝説ジュニア』日本語版、9月30日発売
ドイツ年間エキスパートゲーム大賞を受賞した『アンドールの伝説(2012年)』のファミリーバージョンとして昨年発売された協力ゲーム。ブラント夫妻がゲームデザインを担当し、親しみやすいイラストと約半分のプレイ時間で広く楽しめるようにした。ドイツゲーム賞キッズゲーム部門賞を受賞した。
各プレイヤーは戦士、射手、魔法使い、ドワーフのいずれかを担当し、戦闘や長距離移動などそれぞれの特徴を活かして力を合わせ、依頼の達成を目指す。順番に移動や戦闘などのアクションを行うが、数回行うと疲れて寝てしまう。全員が寝ると夜が訪れ、モンスターが現れ、ずる賢い竜が城に近づいてくる。
依頼は「薬草のペアを見つける」「怪我をした鳥をお城に連れて行く」などから、毎ゲーム指定された2~4つを達成すると洞窟に入れるようになり、そこで3匹の子オオカミを見つけ出せれば全員の勝利。その前に竜が城にたどり着けば全員の敗北となる。
依頼は12種類あり、毎ゲームごとに組み合わせを変えてプレイできるほか、枚数を増やして内容をランダムに決める上級ルールもある。「ジュニア」といっても大人だけでも遊びごたえのある本格協力ゲームだ。
内容物:地図ボード 1枚、勇者ボード(両面仕様)4枚、コマ&プラスチック製コマ立て 18組、依頼カード 12枚、木製ダイス 12個、木製の太陽ディスク 27枚、トークン類 83枚、夜マーカー 1個、ルール説明書 1冊