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狙った順位にランクイン!『エモラン』8月5日発売

JELLY JELLY GAMESは8月5日、『エモラン』を発売する。ゲームデザイン・高橋俊介、3~6人用、12歳以上、30分、2750円(税込)。

「あんてあっぷ」がゲームマーケット2019秋に発表した『カンジョーブギョー』をリメイク。指定されたシチュエーションと順位で感情ランキングの狙った順位に入ることを目指す。

「運動会で」「はずかしいこと」など、カードを組み合わせて生成されたテーマが発表され、各プレイヤーには順位タイルが配られる。その順位になるように答えを書き、親プレイヤーはそれぞれの回答を感情の度合いで順位づけ。指定された順位通りならば得点になり、親プレイヤーは得点したプレイヤー人数だけ得点できる。

狙い通りの順位に選ばれるかどうかで、参加者の感情のツボが明らかになるパーティーゲームだ。

内容物:シチュエーションカード 80枚、感情カード 5枚、回答ボード 6枚、ホワイトボードマーカー 6本、順位タイル 6枚、親用順位スタンド 1個、ルール説明書 1部

JELLY JELLY GAMES:エモラン

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ドイツ年間ゲーム大賞2021に『ミクロマクロ・クライムシティ』、エキスパート大賞は『パレオ』

ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)選考委員会は本日10時30分(日本時間の17時30分)、ベルリン市内のカンファレンスセンターにて今年度大賞の発表と授賞式を行った。5月に発表されていた(TGiWニュース )各3タイトルのノミネート作品から、赤いポーンの大賞には『ミクロマクロ・クライムシティ』、灰色ポーンのエキスパートゲーム大賞には『パレオ』が選ばれた。両作品共に日本語版はすでに発売されている。

ボードゲームジャーナリストやボードゲーム評論家の審査員10名によって選出されるボードゲーム賞。コロナ禍で多くの人がオンラインで参加した去年と比べ、今年はデザイナーと出版社代表がリアルで参加し、その様子がYoutube配信で中継された。

ゲストのW.クラマーが過去5回の大賞受賞について話した後、まずエキスパートゲーム大賞が発表された。11回目の大賞に選ばれたのは『パレオ(Paleo)』。原始時代を舞台に、食料を確保し、危険を回避しながら壁画を完成させる協力ゲームで、昨年のシュピール・デジタルでハンス・イム・グリュック社から発売された。日本語版は3月にアークライト社から発売済。

審査委員会は「変わった方法でダイナミックなストーリーとイメージを、ゲームが終わった後もみんなの心に残させる。生き残りをかけた厳しい戦いの中で、私たちは集団でなければ強くないことを学ぶ。いろいろなイベントがあることで、何度遊んでも好奇心が尽きることはなく、夢中になって石器時代の世界を探索できる」とコメントしている。

ドイツ年間エキスパートゲーム大賞(Kennerspiel des Jahres)2021

パレオ(Paleo)
ゲームデザイン・P.ルステンマイアー、イラスト・D.マイヤー
出版社・ハンス・イム・グリュック
1~4人用、10歳以上、45~60分


続いて赤ポーン、ドイツ年間ゲーム大賞の発表となり、今年の大賞には『ミクロマクロ・クライムシティ』が選ばれた。広い地図に小さく描き込まれた登場人物を探し出し、さまざまな事件を解決する協力ゲームで、ベルリンのボードゲームカフェ「シュピールヴィーゼ」がプロデュースし、昨年のシュピール・デジタルでペガサスシュピーレ(ドイツ)から発表された。日本語版はホビージャパンから昨年12月に発売済。

審査委員会は「白黒の大きなポスターと数枚のカードだけなのに魅力的な作品。身をかがめて絵探しに没頭しているうちに、ぴりぴりした緊張感が生まれる。事件の情報を見つけるために地図に目が注がれ、動機や経過について次々と活発な議論をすれば、忘れられない瞬間になるだろう」とコメントしている。

ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)2021

ミクロマクロ:クライムシティ(MicroMacro: Crime City)
ゲームデザイン・J.ジッヒ
イラスト・J.ジッヒ&D.ゴル&T.ヨヒンケ、出版社・シュピールヴィーゼ出版+ペガサス
1~4人用、10歳以上、15~45分

ドイツ年間キッズゲーム大賞の発表は先月15日に発表され『ドラゴミノ』が大賞に選ばれている(TGiWニュース )。