パンデミック下の医療現場で『ウイ・ケア』日本語版、11月26日発売
第一次世界大戦をテーマにした協力ゲーム『グリッズルド』(2015年)をコロナ禍をテーマにして今年リメイクされた作品。疫病の患者があふれている病院で医療従事者となり、限られたリソースの中で、病気や精神的なリスクと戦いながら協力して治療に当たる。
ゲームの目的は山札と手札をなくすこと。各ラウンドのリーダーが指示した枚数のカードを引き、順番にカードをプレイするか、休息するかを決める。病床カードは場に出すが、キャパシティーは7床しかなく、オーバーすると敗北になってしまう。また燃え尽きカードは自分の前に出し、プレイヤーの行動に制限がかかる上に、さまざまなハプニングが次々と襲いかかる。
キャラクターの能力を生かして次々と患者を治療し、燃え尽きないようにして難局を乗り切るためには、計画性、チームワーク、そして少々の運が運命を決める。仲間同士のサポ―トを駆使し、医療専門家として各自の得意分野を活用して初めて難局を乗り切ることができる。シリアスなテーマを高く評価されたメカニクスに落とし込んだ果敢な作品。売上の一部はNGO「国境なき医師団」に寄付される。
魅力的で安全な恐竜テーマパークに『ダイナソー・アイランド』日本語版、11月27日発売
オリジナルはパンダサウルスゲームズ(アメリカ)からキックスターターを経て2017年に発売された作品。恐竜テーマパークを運営していくゲームで、ゴールデンギーク賞で大賞部門など6部門でノミネートされた。今回日本語版となるのは昨年発売された第2版で、恐竜コマを刷新し、ソロルールを追加している。
プレイヤーが運営を任されるのは、アトラクションなども併設した大人気のテーマパーク。普通のパークと異なるのはティラノサウルス、トリケラトプスなどをDNA研究で甦らせて、パークに展示していることだ。恐竜を甦らせつつ、更なる研究を行ったり、専門家や従業員を雇ったり、ジェットコースターなどのアトラクションを建造して、パークをより魅力的にしよう。
DNAダイスを振り、そこに科学者を配置して遺伝子や恐竜レシピを獲得する。そしてプレイヤーボードでワーカーを割り振って恐竜を生成し檻を広げ、袋からコマを引いて客を配置する。セキュリティを挙げておかないと、恐竜が脱走して客が食べられてしまう。規定枚数の目標カードが達成されるとゲーム終了で、得点の合計を競う。
さまざまのボードや特製ダイス、恐竜コマなどのコンポーネントがゲームを盛りだくさん。ソロプレイも可能になり、恐竜テーマパークの経営にじっくり取り組める。
内容物:専門家カード 23枚(プロモカード1枚入り)、目標カード 39枚、特別ルールカード 11枚、来客コマ 80個、従業員コマ 36個、DNAダイス 10個、会社トークン 24個、調整トークン 12個、科学者トークン 12個、研究所ボード 1枚、得点ボード 1枚、市場ボード 1枚、恐竜パークボード 4枚、プレイヤーマーカー 40個、上限マーカー 24個、改良タイル 33枚、実験室ボード 4枚、1人用ゲームカード 17枚、展示場タイル 29枚、恐竜コマ 54個、アトラクションタイル 30枚、布袋 1個、コイン 81個、恐竜レシピ 17枚、親マーカー 1個、ルール説明書 1冊、俗語トークン 9個、自作用恐竜レシピ 3枚、自作用改良タイル 2枚、自作用アトラクションタイル 4枚(※カードサイズ 83×63mm)