今度は原始時代『キングドミノオリジンズ』日本語版、12月11日発売
2017年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞したタイル配置ゲーム『キングドミノ』が原始時代を舞台にして登場。オリジナルは今秋、ブルーオレンジゲームズ(フランス)から発売された。おなじみのルールに加えて3つのモードで遊ぶことができる。
「発見モード」では、火山から噴き出すマグマによる「火」が得点のカギ。置く場所を変更できる「王冠」として戦略性が増す。「トーテムモード」では、地形に応じたさまざまな資源や動物を集め、マジョリティでボーナスになる。「部族モード」では、ボーナス条件が描かれた部族タイルを資源を支払って手に入れ、条件を達成することでさらなる高得点を狙う。
新しい得点要素が加わって多様な戦略が取れるようになると共に、彩色された資源や動物の木製コマで盤面はにぎやかなものとなる。『キングドミノ』ファンも未経験者も楽しめる作品だ。
社団法人ボードゲーム、マルチ商法とは無関係
裁判は社団法人ボードゲームの代表理事であり、ボードゲームカフェ「ONE」経営者の岩田慎太郎氏が原告となって行われた。裁判の中で岩田氏は、過去にマルチ商法団体のニューウェイズ(現在のモデーアジャパン)に加入していたことはあるものの、2010年から勧誘を行っておらず、ボードゲームカフェ「ONE」がオープンした2019年には会を脱退していると主張。また、日本プロカタン連盟にも関係していたが、連盟内で勧誘はしておらず、社団法人ボードゲームが日本プロカタン連盟という名称で活動していた事実もないとした。
被告となったtomohiro氏はかつて岩田氏とニューウェイズに加入していたが、Twitterの噂に基づいて記事を作成。しかし証拠は提示せず、「どこまで真実なのかは不明です」と補足していた。結局、裁判でも証拠は提示されていない。
東京地裁は裁判の結果、このブログ記事がボードゲームカフェ「ONE」と岩田氏本人、そして社団法人ボードゲームについて名誉と信用を毀損したとし、ブログの根拠となったツイートについても根拠が示されていないとして不法行為を認定。カフェの営業に支障を生じさせた可能性があり、精神的損害を与えたとして、慰謝料として10万円、無形損害の補償として30万円、弁護士・調査費用として20万5千円の支払いを命じた。
判決内容は、社団法人ボードゲームのブログに掲載されている。当サイトではこの判決を受けて、裁判で認定された事実と異なるところがあった過去記事「社団法人ボードゲーム、ボードゲームカフェ開店で批判相次ぐ」を削除した。
・社団法人ボードゲーム 会長のブログ:社団法人ボードゲーム に関する風評被害及び名誉毀損損害賠償請求裁判のご報告について