ドイツゲーム賞2018に『アズール』、9年ぶりのダブル受賞
ドイツゲーム賞は、前年の秋から当年の春までに発売された新作を対象として、はがき、インターネット、用紙による一般投票で選ばれている。5タイトルまで記入する方式で、毎年フリーク向けの作品が選ばれる傾向にある。昨年は『テラフォーミング・マーズ』、一昨年は『モンバサ』が受賞した。
2位には重量級ゲームの『テラミスティカ・ガイアプロジェクト』、3位には『ガンジスの藩王』が入った。年間エキスパートゲーム大賞の『クアックザルバー』は8位。10位以内のうち日本語版が発売(予定も含む)されているのは6タイトル。
同じく投票で選ばれるドイツキッズゲーム賞には『メモアァール!』が選ばれた。昨年に制定された新しいゲーム賞「イノシュピール」のノミネート3作品は先月発表されている(TGiWニュース)。授賞式は10月24日、エッセン・シュピールの前夜祭にて行われる。
【ドイツゲーム賞2018】
1位:アズール
(Azul / M.キースリング / プランBゲームズ)
2位:テラミスティカ・ガイアプロジェクト
(Gaia Project / H.オスターターク&J.ドレーゲミュラー / フォイヤーラントシュピーレ)
3位:ガンジスの藩王
(Rajas of the Ganges / I.ブラント&M.ブラント / フッフ!)
4位:クランズ・オブ・カレドニア
(Clans of Caledonia / J.アイジュジュ / カルマゲームズ)
5位:ヘブン&エール
(Heaven & Ale / M.キースリング&A.シュミット / エッガート)
6位:パンデミックレガシー・シーズン2
(Pandemic Legacy Season 2 / M.リーコック&R.ダヴィオー / ズィーマンゲームズ)
7位:クランク!
(Klong! / P.デネン / シュヴェアクラフト出版)
8位:クアックザルバー
(Die Quacksalber von Quedlinburg / W.ヴァルシュ / シュミットシュピーレ)
9位:ザ・マインド
(The Mind / W.ヴァルシュ / NSV)
10位:アルティプラーノ
(Altiplano / R.シュトックハウゼン / dlpゲームズ)
【ドイツキッズゲーム賞2018】
メモアァール!
(Memoarrr! / C.ボルトリーニ / シュピールヴィーゼ出版)
・Deutscher Spiele Preis:Preisträger 2018
オバケの沼地で宝探し『おいてけオバケ』日本語版、10月18日発売
沼地のオバケに気を付けて、探検家コマを進めて宝物を集めるゲーム。『ティカル』『トーレス』でドイツ年間ゲーム大賞を受賞しているドイツ人ゲームデザイナーコンビが、『勝利への道(Verflixxt!)』をリメイクしたもので、オリジナルはTMG社(アメリカ)から今秋発売される。
手番にはダイスで自分の探検家コマを進め、移動する前のマスにタイルがあってほかのプレイヤーがいなければ、そのタイルを取らなければならない。タイルは宝だとよいが、オバケの場合もある。またタイルのないマスだったら、手持ちの木の橋をかければ渡れるが、木の橋がなければ宝を落としてしまう。
全員が沼地から脱出したら集めた宝のセットと、着順の得点から、途中で拾ってしまったオバケの失点を引いて、得点の高いプレイヤーが勝つ。すごろくのように簡単に遊べてしっかり頭も使うお手軽ボードゲームだ。
内容物:ゲーム盤1枚、道タイル38枚、探検家コマ25個、ダイス1個
、ゴールタイル5枚、ルール説明書1枚