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ドイツで新型コロナによりボードゲームイベント中止

エッセンに近いドイツ北西部の都市デュイスブルクで3月27日から3日間にわたって開催予定だったボードゲームイベント「シュピール・ドッホ!」が、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため中止することを、主催であるノストハイデ出版が発表した。
ドイツでも新型コロナウィルスの感染者は増加しており、昨日現在、日本の約3倍にあたる1473人の感染が報告されている。国別では中国・イタリア・イラン・韓国・フランス・スペインに次いで7番目に多い(日本は9番目)。
このような状況から10日、デュイスブルクを管轄するノルトライン・ヴェストファーレン州政府が、1000人以上の参加者がある大規模イベント(コンサートやサッカーの試合も含む)を中止するように布告。今年3回目を迎えるはずだった「シュピール・ドッホ!」は昨年の参加者が14000人で、今年はそれ以上の人数が見込まれていたため、中止を余儀なくされた。
ノストハイデ社は「私達はこのイベントが何とか開催されることをずっと望んでいましたが、ご不便をおかけしますことをお詫び申し上げます。もちろん私達自身落胆していますが、参加者の健康と安全を優先することは当然のことと考えています」とコメントしている。チケットは有効で、払い戻しにも応じるという。
日本ではゲームマーケット2020大阪(3月8日)が中止になったほか、フォアシュピール2020春(3月29日)の中止が決定されている(TGiW:ゲームマーケット2020大阪、新型コロナウィルスで中止)。感染者は依然として増加傾向にあり、東京オリンピックへの影響についても取り沙汰されている現在、4月以降のイベントにも影響が出そうな状況だ。
SPIEL DOCH! in Duisburg findet wegen des Coronavirus nicht statt!

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『テラフォーミング・マーズ:動乱』日本語版、3月26日発売

tmturmoilJ.jpgアークライトゲームズは3月26日、『テラフォーミング・マーズ:動乱(Terraforming Mars: Turmoil)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・J.フリクセリウス、イラスト・I.フリクセリウス、1~5人用、12歳以上、120~150分、3200円(税別)。プレイするためには『テラフォーミング・マーズ』基本セットが必要。
『ヘラス&エリシウム(2017)』『ヴィーナス・ネクスト(2017)』『プレリュード(2018)』『コロニーズ(2018)』に続いて昨年秋に発売された拡張セット。自然災害や社会運動を乗り切るべく作られたテラフォーミング委員会で、政治的な闘争が繰り広げられる。
さまざまな政党に代議員を送るアクションがあり、ほかのプレイヤーよりも代議員が多ければ党首となり、さらに代議員が最も多い政党は与党となる。政党によって政策と与党ボーナスが異なるので、どこに代議員を送り込むかで戦略が分かれる。
さらに議長、与党の党首、与党の代議員になることで影響力をもち、イベントでさまざまな恩恵が得られる。ほかのプレイヤーが何を目指しているかも考慮して、利害を調整することが必要になるだろう。
新規のプロジェクトと企業も同梱され、やりこんでいるプレイヤー向けの上級拡張セットだ。
内容物:プレイヤーの代議員コマ 35個(各色7個)、中立の代議員コマ(14個)、プロジェクト・カード 16枚、企業カード 5枚、早見表カード 2枚、世界的命題カード 31枚、政策タイル 6枚、造星者の称号タイル 1枚、テラフォーミング委員会ボード 1枚、命題進行ボード 1枚、第一党マーカー 1個、ルール説明書 1冊(カードサイズ 88×63mm)