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パレオ(Paleo)

人類は進化していく 石器時代にマンモスを狩り、壁画を完成させる協力ゲーム。ハンス・イム・グリュック社のシュピール・デジタル’20新作だが、コスモス社サイズの正方形大箱に入っているのは珍しい。奉行問題が出ないようにして、みんなで創意工夫をする楽しさを生み出している。 各自2人ずつ人物カード…

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ポルト(Porto)

カラフルな家の窓には…… ポルトガル北西部の都市ポルトの、カラフルな家々が立ち並ぶリベイラ地区を舞台に、多層階の家を建てて契約を達成するタイル配置ゲーム。メボゲームズ(ポルトガル)から2019年に発売され、昨年の秋にサニーバードから日本語版が発売された。ミドルからライトぐらいのタクティカルなユーロゲ…

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ハラータウ(Hallertau)

巧みなカードプレイをしたい ドイツ最大のホップ生産地であるバイエルン州ハラータウ地方を舞台に、農作物の栽培と羊の飼育で村を発展させるワーカープレイスメントゲーム。『アグリコラ』のローゼンベルクによる今秋の新作で、『カヴェルナ』サイズの大箱とあっては期待も膨らむというものである。テーマは「いつものや…

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フィルシーリッチ(Filthy Rich)

看板の目が出たら超ラッキー! カードバインダーに看板カードを差し込んで、踏まれたときに入る収入で贅沢品を買い集めるゲーム。『マジック:ザ・ギャザリング』のガーフィールドの20年以上前の作品である。貧富の浮き沈みが激しい。 手番にはお金を支払って看板をカードバインダーに入れることができる。看板は1枚の…

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パリ(Paris)

一手で三つを同時進行 凱旋門の周囲の6地区を舞台に、建物やモニュメントに投資して勝利点を競うボードゲーム。今年のシュピールに合わせてゲームブルワー社(ベルギー)が発表したもので、ゲームデザインはドイツ年間ゲーム大賞常連のクラマーとキースリングがあたった。90分クラスのボードゲームとしては『リワールド…

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パンデミック:レガシー シーズン2(Pandemic Legacy: Season 2)

人類の敗北から始まる物語 『シーズン1』が無事終わったことと、『シーズン0』の開発が発表されたことから、同じメンバーで『シーズン2』をプレイ。疫病による世界滅亡後の世界を描いたレガシースタイル(ゲームが進むにつれてコンポーネントを不可逆的に改変する)のボードゲームである。今回もネタバレなし。 公開さ…

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パーフェクトマッチ(Wavelength)

絶妙なヒントと1mmの調整 「東←→西」「熱い←→冷たい」といった対立する軸の微妙なところを、ヒントから当ててもらうチーム戦コミュニケーションゲーム。『ザ・マインド』のヴァルシュの作品で、パルムコート(アメリカ)から「波長(Wavelength)」というタイトルで昨年発売され、ドイツ語版が「パーフェ…

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パンデミック:レガシー シーズン1(Pandemic Legacy Season 1)

ウィルスから地球を救う長い戦い コロナ禍を鬱憤を晴らすべく、買ったまま積んであった『パンデミック:レガシー シーズン1』を集中的にプレイ。1回のゲーム会で3ヶ月分ぐらいずつ進め、最後は合宿にして12月分を終えた。ネタバレなしでレポートしたいと思う。 協力して世界に蔓延する4つのウィルスの特効薬を作り…

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ピクチャーズ(Pictures)

これでもう完成? 積み木やひもなどで写真を表現し当ててもらうゲーム。『コンコルディア』『ナヴェガドール』などM.ゲルツのゲーマーズゲームをリリースしてきたPD出版にしてはいきなりの毛色の違う作品だったが、今年のドイツ年間ゲーム大賞でノミネートされた(大賞発表は20日)。 写真カードを4×4枚に並べ、…

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ポイントサラダ(Point Salad)

あちら立てればこちら立たず さまざまな得点方法が書かれた目標カードに沿って野菜を集めて得点を競うカードゲーム。タイトルは近年のゲーマーズゲームでよく言われる用語で、多くの得点方法を用意してゲームに深みをもたせる手法だが、これを凝縮して短時間カードゲームにしたのは、「複雑そうに見えるゲームもつまるとこ…