一か八かで言ってみるスリル
1~12の数字がついたコードタイルと、今回のシナリオで使うタイルを混ぜて配り、各自自分のカード立てに昇順に並べる。自分のタイルについては他の人に見せることはもちろん、どこに何があるかなど話すことも示唆することもできない。ただし最初に1枚だけ、それが何番のタイルであるかヒントを出すことができる。同じ数字が偏っているところにヒントを出すなどの工夫によって、クリアしやすさも変わってくるだろう。
ゲームはババ抜きの要領で進められる。手番には、ほかのプレイヤーのタイルを1つ指定してその数字を当てる。当たっていれば自分の同じ数字のタイルとペアにして除去できるが、外れていればライフを失う。1つの数字につき4枚のタイルがあり、1回当たって1つのペアが除去されていれば、もう1つのペアは「自力解体」(自分のところに2枚あれば除去)することもできる。
全員のタイルを除去できれば全員の勝利、その前にライフがなくなれば全員の敗北。
最初はヒントをもとにして進めていく。できればヒントで数字がわかっているタイル以外を指定できればその後の展開が楽になるが、イチかバチかになることも少なくない。自分の手札情報と合わせて、できるだけ確率の高いほうを選びたいところだが、100%でないところで当てるのは、映画で爆弾のコードを切るシーンを彷彿とさせる。
2つの数字を言ってどちらかが当たっていればいい「ダブルカード」や、毎回ランダムに出てくる「アイテムカード」の使いどころもポイント。ミッションが進むにつれて、一発で敗北となる爆弾タイルやスタータイルが入ってくるので、うまく使って対処したいところだ。
ボムスカッド
ゲームデザイン・林尚志/グラフィックデザイン・ryo_nyamo
OKAZU Brand(ゲームマーケット2020秋)
2~5人用/10歳以上/30分